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伊豆大島火山自然電位モニタリング
観測点
観測点の位置
自然電位の連続観測点は、伊豆大島火山の山頂カルデラ内を南北方向に横切る測線と、東西方向に横切る測線からなり、各測線上に20の観測点を設けています(図3の青✛印)。
図3 自然電位連続観測点
地形は基盤地図情報数値標高モデル(国土地理院)を利用して作成
電極の埋設
各観測点では、図4に示すように約70 cmの深度に電極を設置しています。塩ビパイプの底部にベントナイトを充填し接地抵抗を低減しています。電極は地中に埋設した多芯のケーブルで接続され、写真に示すようにケーブルは100 mおきにジョイントボックスで接続されています。
図4 観測点の状態
左図はMatsushima et al., 2017のFig.2を改変
基地局
基地局(図3の赤丸)には、写真に示すように太陽電池とバッテリーで稼働するデータロガーとモデルを設置し、各地点間における電位差を1分間隔で記録し、携帯電話回線を利用してつくばへ転送しています。
図5 基地局の様子
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