第2回「地質の日」事業の終了について
昨年の5月10日に行われた第1回「地質の日」記念の行事では,全国40ヶ所近くの博物館,研究機関等で各種の行事が開催され盛り上がりを見せました。その全体像や各行事の内容は,地質ニュース653号(特集:地質の日元年(1))及び654号(特集:同(2))(2009年1月及び2月刊)にまとめられています。
本年,第2回「地質の日」記念の行事として,昨年を大きく上回る全国の59博物館や研究機関等で89の行事が行われました。ジオパークやIYPE(国際惑星地球年2007-2009)を意識した活動とも相まって,初回よりも主催団体の数が増え活動の幅が広がったことは誠に喜ばしい限りです。関係各位のご努力に敬意を表する次第です。
今後も毎年,「地質の日」の関連行事を展開することによって,地質情報を一般の方に直接伝える博物館等の役割の重要性や,ジオパークなどの地質情報を使った地域活性化の意義が広く認識されるようになると思われます。それによって「地質」が社会の基盤を支える情報であることがさらにいっそう目に見えるようになることを願って,第2回「地質の日」事業終了のご挨拶といたします。
来年も再来年も「地質の日」を盛り上げていきましょう。
「地質の日」事業推進委員会
委員長 中尾 征三