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プログラム
講演要旨集(GSJ 地質ニュースのページへ)
13:00–13:10 | シンポジウムの趣旨説明 佃 栄吉 (理事・地質分野研究統括) |
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13:10–13:40 | 新しい南海トラフの地震活動の長期評価について 吉田康宏(文部科学省 地震・防災研究課) 地震調査委員会では海溝型地震の長期評価を行ってきた。しかし、東北地方太平洋沖地震を評価の対象にできなかったなど、長期評価に関して様々な課題が明らかになったので、長期評価の見直しを始めた。本講演では、この夏に公表される新しい南海トラフの長期評価の概要について述べる。 |
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13:40–14:05 | 地形・地質記録から見た南海トラフの巨大地震・津波(東海地域の例) 藤原 治(活断層・地震研究センター) 歴史記録に加え津波堆積物などの研究により、南海トラフの巨大地震の発生時期や再来間隔の解明は進みつつあるが、個々の地震や津波の規模、破壊域の広がりの解明にはまだ情報が少ない。浸水範囲などの解明にどういう調査が必要か、東海地域を例に現状と課題を紹介する。 |
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14:05–14:30 | 地形・地質記録から見た南海トラフの巨大地震・津波(南海地域の例) 宍倉正展(活断層・地震研究センター) 本講演では南海地域における隆起痕跡や津波堆積物等の古地震・古津波調査例を紹介し、東海地域との対比も踏まえた上で南海トラフの地震サイクルを検討する。そして今後の地震、津波の想定に向けて、過去最大クラスなど規模の評価における地形、地質記録の貢献について考える。 |
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14:30–15:00 | 地震考古学から見た南海トラフの巨大地震 寒川 旭(活断層・地震研究センター) 南海トラフから発生する巨大地震について、文献史料や津波痕跡、さらに、考古学の遺跡発掘調査から年代を知ることができる。遺跡で地震痕跡を研究する地震考古学の成果にもとづいて、過去2千年間の地震史を示すとともに、被害や地盤災害の概要を話したい。 |
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15:00–15:30 | 休憩・ポスターコアタイム(12件) |
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15:30–16:00 | 1707年宝永地震による浜名湖北部の沈降と大坂の被害数 矢田俊文(新潟大学 人文学部) 1707年の宝永地震によって浜名湖北部地域(静岡県浜松市)は沈降し50年を経過しても地震前の地形に戻っていないこと、また、宝永地震による大坂三郷(大阪市中心部)の被害は竃数3,537、軒数653軒、圧死者5,351人、溺死人16,371人以上であったことを、当時の文書を使用して歴史学の方法で明らかにする。 |
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16:00–16:30 | 南海トラフ三連動型地震・M9はあり得るか? 瀬野徹三(東京大学 地震研究所) 南海トラフでは、宝永型地震と安政型地震が、相補的に繰りかえし起こって来たと考えられるので、東南海・南海・東海地震の三連動が起こる必然性はないが、二つの型の地震がたまたま同期して起こった場合でも、M9に達することはないと考えられる理由を述べる。 |
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16:30–17:00 | 現代地震発生物理学に基づく海溝型古地震研究の新展開 安藤亮輔(活断層・地震研究センター) 地形・地質や歴史記録による古地震データは過去を復元するのに必要だが十分ではないことが多い。現代の地球物理学的観測データは高精度であるが、過去を直接知ることはできない。地震サイクルシミュレーションは、それらを統合し相補い、過去をより良く知り将来をより良く予測する手段として期待される。 |
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17:00– | まとめ・総合討論 岡村行信(活断層・地震研究センター長) | |