第1回
趣旨
地質調査総合センターの第一回シンポジウム「高く乏しい石油時代が来た」は、6月28日午後に、日本学術会議講堂において、会場の定員に近い300名近くの方達の参加を得て、成功裡に開催することができました。
シンポジウムは、京都大学芦田 譲教授の開会挨拶のあと、富山国際大学の石井吉徳教授 (東大名誉教授)、経済産業省資源エネルギー庁の箱崎慶一石油備蓄課長、米国スタンフォード大学のヌル教授のお三方の基調講演を行い、応用地質 (株) 相談 役の大矢暁さんの司会により、パネル討論会を行いました。パネリストには、上記4名の方々に千葉商科大学政策情報学部の宮崎緑さんと、産総研の地質調査総 合センターの佃研究コーディネータが加わり、参加者の質問票に答えて説明する形で、熱心な討議が行われました。予定された討論時間を30分延長して、約2時間にわたり、会場からも参加して、意見交換が行われました。
開会挨拶と、基調講演、パネル討論の要旨は、産総研地質調査総合センターのwebサイトで順次公開し、当日参加できなかった人たちにも、シンポジウムで討議された内容をお伝えし、シンポジウムの目標が広まっていくことを願っています。
開催概要
タイトル | 地質調査総合センター第1回シンポジウム 「高く乏しい石油時代が来た」 |
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日時 | 2005年6月28日 (火)午後1時開会 |
会場 | 日本学術会議 講堂 (港区六本木) |
主催 | 日本学術会議資源開発研究連絡委員会・日本学術会議地質学研究連絡委員会・(独) 産業技術総合研究所・地質調査総合センター |
協賛 | (社) 日本工学アカデミー、(社) 日本工学会、日本地質学会、石油技術協会、石油鉱業連盟、(社) 資源・素材学会、(社) 物理探査学会、日本応用地質学会、(社) 全国地質調査業協会連合会、(NPO) 地質情報整備 ・活用機構、地質科学関連学協会連合事務局 : 産総研地質調査総合センター、物理探査学会 |
講演者・パネリストのご紹介
芦田 譲
京都大学教授、学術会議資源開発研究連絡委員会委員長、
資源探査船建造プロジェクト、大陸棚プロジェクトで活躍、
前物理探査学会会長
石井吉徳
富山国際大学教授、東京大学名誉教授、元国立環境研究所所長
著書に「豊かな石油時代が終わる。-人類はどこに行くのか-」
(2004年10月、丸善)がある。
Amos Nur
スタンフォード大学 地球化学・学部 地球物理学教授、
2004年12月、American Geophysical Union会議で
「石油と戦争」を発表。
箱崎慶一
経済産業省エネルギー庁資源・燃料部
石油精製備蓄課長
大矢 暁
応用地質 (株) 相談役、(NPO) 地質情報整備・活用機構会長、
論説「オイルピークが来た、今後の採油量は下降線」をエネルギーレビュー誌に発表 (2004年11月)
宮崎 緑
千葉商科大学 政策情報学部助教授
佃 栄吉
(独) 産業技術総合研究所地質調査総合センター代表、産総研コーディネーター・主席評価役、
原子力安全委員会専門委員
プログラム
芦田 譲 |
基調講演 高く乏しい石油時代が来た-「脱石油戦略を考える」- 石井吉徳 |
箱崎慶一 |
Amos Nur |
パネル討論会 21世紀の石油エネルギー問題 |
前半 (質問表からの質問と回答) |
後半 (会場からの質問・コメントと回答) (2005/10/20掲載) |
佃 栄吉 |