地質調査所月報 Vol.51 No.7 (2000)
表紙
鹿児島県、大隅半島、小串の花崗岩露頭
西南日本外帯の太平洋側には紀伊半島から屋久島にかけて四万十層群の堆積岩類を同化した花崗岩類が広域的に分布し、その同化量は65%に達する (Lithos 46、523-534)。その代表例がここに示す大隈花崗岩体である。堆積岩起源のために Al珪酸塩鉱物、磁硫鉄鉱、石墨を多く含み (地調月報、50、671-682)、磁硫鉄鉱は風化によって分解しやすく褐鉄鉱化し、露岩が写真のように少し褐色を帯びる。スケールは新潟大学院生の加ヶ島君。
(写真撮影 : 石原舜三 1998年5月)
目次
タイトル | 著者 | |
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Paired Suirur Isotopic Belts: Late Cenozoic Ore Deposits of Southwest Japan | Shunso ISHIHAIRA, Akira SASAKI, Tetsuo MINAGAWA, Michiaki BUNNO, Akira SHISHIDO and Ryoji TANAKA (283-297) | 51-07_01.pdf (5,775KB) |
海底堆積物中の浮遊性有孔虫と有機炭素を用いた放射性炭素年代測定値の比較 | 池原 研 (299-307) | 51-07_02.pdf (1,097KB) |
資料・解説 | ||
斜長石双晶識別のための消光角変化曲線-接合面が菱形断面及ぴ(001)面の場合- | 高橋裕平 (309-315) | 51-07_03.pdf (601KB) |
PIXE法がもつ環境科学支援ツールとしての可能性について | 世良耕一郎・村尾 智 (309-315) | 51-07_04.pdf (1,161KB) |
研究紹介 | ||
地球化学用マイクロPIXE測定システムの高度化研究 | 黒澤正紀・村尾 智 (309-315) | 51-07_05.pdf (804KB) |