地質調査所月報 Vol.49 No.5 (1998)
表紙
日本海の海底堆積物に記録された古環境変動
日本海はアジア大陸と日本列島の間にあり、浅い海峡で周囲の海とつながっているため、第四紀の海水準変動と東アジアの古気候変動の影響を受けて、その古環境を大きく変えてきた。地質調査所では、海底堆積物の堆積学的・古生物学的・地球化学的分析により、古環境変動の詳細とその原因の解明に関する研究を行ってきている。写真は、北海道西方の北部日本海から採取された堆積物柱状試料で古環境変動の記録が堆積物の色の変化として現われている。
(写真提供 : 池原 研)
目次
タイトル | 著者 | |
---|---|---|
20万分の1地質図幅「長野」地域の年代未詳岩石のK-Ar年代 | 内海 茂・中野 俊・宇都浩三 (189-193) | 49-05_01.pdf (742KB) |
地震探査測定時に捉えられた自然地震 | 山口和雄 (195-200) | 49-05_02.pdf (1,216KB) |
日本海東部の海底堆積物中の元素濃度の鉛直変化と堆積環境 | 寺島 滋・池原 研・中嶋 健・片山 肇・井内美郎・横田節哉・今井 登 (201-235) | 49-05_03.pdf (4,758KB) |