地質調査所月報 Vol.49 No.2/3 (1998)
表紙
ピナツボ火山の火砕流堆積物の温度測定
フィリピンのピナツボ火山は、1991年6月に大規模な火砕流を噴出し、大きな災害をもたらした。その後も火砕流堆積物からの二次爆発と泥流が頻発し、大きな被害が続いて発生した。地質調査所はITIT研究の一環として、フィリピン火山地震研究所と協力して、二次爆発のメカニズムを解明するために、火砕流堆積物内の温度を測定した。それまでの温度測定は深さ1m程度までしか行われていなかったが、今回は、鉄パイプを最大10m深まで打ちこむことにより、内部温度構造を明らかにすることができた。写真は、ピナツボ火山北斜面での作業の様子。
(写真撮影 : 須藤 茂 1995年1月)
目次
特集:地質災害図編さんの試み
タイトル | 著者 | |
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Rockslide-debris Avalanche of May 18, 1980, Mount St. Helens Volcano, Washington | Harry GLICKEN (55-106) | 49-0203_01.pdf (16,653KB) |
Eastern Asia Natural Hazards Mapping Project | Hirokazu KATO (107-123) | 49-0203_02.pdf (2,113KB) |
資料・解説 | ||
Environmental geological mapping and some problems in Korea | Gyo-Cheol JEONG and Won-Young KIM (125-126) | 49-0203_03.pdf (352KB) |
A review of catalogues of Chinese Earthquakes | Zhi-xian YANG (127-130) | 49-0203_04.pdf (502KB) |
Landslide database of Indonesia | Yousana O. P. SIAGIAN (131-134) | 49-0203_05.pdf (407KB) |
Geological hazards maps of Indonesia | Irwan BAHAR (135-142) | 49-0203_06.pdf (1,427KB) |