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通町筋から見た再建工事の進む熊本城天守閣

通町筋から見た再建工事の進む熊本城天守閣 熊本市は熊本城を有する城下町であり,市電の走る通町筋(とおりちょうすじ)はこの街のメインストリートである.2016年4月14日21時26分,日奈久断層帯北端部を震央とするMw6.2の前震が発生し,その28時間後の4月16日1時25分には,布田川断層帯を震央とするMw7.0の熊本地震の本震が発生した.これら2つの地震は隣接する2つの断層帯で発生した連動型地震と考えられている.一方,これらの直下型地震の発生により,熊本県内の広い範囲で地震災害が多発したが,その中でも熊本城天守閣の大規模な損壊は,市民にとって衝撃的な出来事であった.現在も急ピッチで城内の復旧工事が進められており,深く傷つきながらも街の中心に凜とたたずむ姿は,市民の復旧・復興のシンボルとなっている.

(写真・文 七山 太 産総研地質調査総合センター地質情報研究部門)

目次

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タイトル / 著者PDF
表紙・目次・裏表紙 通町筋から見た再建工事の進む熊本城天守閣 / 七山 太 1.4MB
 
p.29-41 マンホールからのぞく地質の世界5 ―富士山(静岡県)― / 長森英明 9MB
p.42-49 サイエンスの舞台裏 ―石が語る,石と語る― / 高橋雅紀 2.5MB
p.50-52 タイ国立地質博物館で熱応答試験および現地セミナーを開催 / 田中雅人・内田洋平 1.7MB
p.53-54 2019年CCOP(第55回)年次総会で地中熱ワークショップ開催報告 / 内田洋平・田中雅人 387KB
p.55-56 新刊紹介「旅客機から見る日本の名山」 530KB