GSJ 地質ニュース
表紙
富士川河口断層帯と雲海に浮かぶ黒富士
静岡県東部,富士川河口域西方の丘陵地域には(写真手前側),駿河トラフから続くプレート境界断層である富士川河口断層帯が伏在していることがよく知られている.断層帯の総延長は約26 km以上あり,南端は海域に,北端は富士宮市に伸張している.断層の西側が東側に対して相対的に隆起する逆断層であるとされるが,その活動時期については明確になっていない.その背後には,冠雪のない黒い富士火山が鎮座し,その裾野には火山性扇状地が広がっている.
(写真 ・文:七山 太 産総研地質調査総合センター地質情報基盤センター/ふじのくに地球環境史ミュージアム)
目次
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頁 | タイトル / 著者 | |
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表紙・目次・裏表紙 | 富士川河口断層帯と雲海に浮かぶ黒富士 / 七山 太 | 7MB |
p.1-3 | 年頭のご挨拶 -防災・減災への思い- / 中尾信典 | 1MB |
p.4-26 | 資源産業と地質との関わりを直接学べる南関東ガス田での見学会の魅力とは -石油技術協会の見学会での実施経験を振り返って(温故知新の旅)- 第5部 特別見学会(地質編)3:養老渓谷中瀬遊歩道と大多喜町沢\山林道での梅ヶ瀬層や大田代層の見学 / 徳橋秀一 | 16MB |
p.27-30 | GSJ Webinar 2022:概要報告 / 吉川美穂・牧野雅彦・宮崎一博・伊尾木圭衣 | 1.7MB |
p.31-32 | 盛谷智之氏を偲んで / 西村 昭 | 577KB |