GSJ 地質ニュース
表紙
栃木県足利市の切り通しにみられるチャートの褶曲
群馬・栃木の両県にまたがる足尾山地は足尾帯ジュラ紀付加体から構成される.栃木県足利市の通7丁目には,明治時代に切り開かれた切り通しが存在し,同付加体のチャートが露出している.ここでは,足利市周辺に連なる山を構成する岩石であるチャートとその褶曲が明瞭に観察できる.そのため,2023年1月28日に放送されたNHK『ブラタモリ』#227「足利」回において,足利における地形の成り立ちを説明する場所として使用された. 左下の黄色い折尺の長さが1 mである.
(写真 ・文:伊藤 剛 産総研地質調査総合センター 地質情報研究部門)
目次
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頁 | タイトル / 著者 | |
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表紙・目次・裏表紙 | 栃木県足利市の切り通しにみられるチャートの褶曲 / 伊藤 剛 | 2.5MB |
p.33-35 | 日本内陸部のストレスマップをオンライン公開 -内陸部で発生しやすい・誘発されやすい地震断層の特徴を解明-/ 内出崇彦・椎名高裕・今西和俊 | 1.1MB |
p.36-40 | 紀伊半島南部の橋杭岩周辺で巨大津波の証拠を発見 / 行谷佑一・前杢英明・宍倉正展・越後智雄 | 1.7MB |
p.41-46 | チャートが生み出した足利の地形:足尾山地南西部「桐生及足利」地域で観察できる地層と岩石 / 伊藤 剛 | 4MB |
p.47-51 | J. J. ライン著「日本海岸の永年隆起」邦訳 / 山田直利・矢島道子 | 1.2MB |
p.52-57 | 第34回地質調査総合センターシンポジウム「防災・減災に向けた産総研の地震・津波・火山研究-東日本大震災から10年の成果と今後-」の開催報告 / 第34回地質調査総合センターシンポジウム事務局 | 1.8MB |
p.58-63 | 2022年度第2回地質調査研修実施報告 / 利光誠一・金子翔平 | 3.7MB |
p.64-65 | ニュースレター / 元地質調査所次長・地質調査総合センター代表の加藤碵一氏が瑞宝中綬章を受章 | 240KB |
p.66-68 | 書籍紹介 / 「地球の中身 何があるのか、何が起きているのか」 | 3.4MB |