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表紙

白亜紀の花崗岩巨石中に成長した「石割桜」

四国南東端,室戸岬周辺の海成段丘と四万十帯付加体  「石割桜」は,盛岡地方裁判所構内に所在する花崗岩巨石を割って成長したエドヒガンザクラで,国の天然記念物に指定されている.かつて南部藩家老の屋敷内にあった花崗岩巨石に雷が落ちて割れ目ができ,そこに桜の種子が入り込み成長したという伝承が残っている.桜の樹齢は350~400年で,幹の周囲は4.6 m,高さは11 mに及ぶ.花崗岩は周囲が21 mの転石であるが,周辺の地質分布状況から地下には前期白亜紀の北上花崗岩類の一部が伏在していると考えられる.

(写真・ 文:内野隆之 産総研地質調査総合センター 地質情報研究部門)

目次

全ページ PDF : gsj_cn_vol10.no5.pdf[11.5MB]

タイトル / 著者PDF
表紙・目次・裏表紙 白亜紀の花崗岩巨石中に成長した「石割桜」 / 内野隆之 3.8MB
 
p.77-78 地質調査総合センター長就任のご挨拶 / 中尾信典 579KB
p.79-81 地質調査総合センターの2021年度研究戦略 / 光畑裕司 1.6MB
p.82-83 活断層・火山研究部門の2021年度研究戦略 / 伊藤順一 344KB
p.84-86 地圏資源環境研究部門の2021年度研究戦略 / 今泉博之 430KB
p.87-91 地質情報研究部門の2021年度研究戦略 / 荒井晃作 2MB
p.92-93 FREA 再生可能エネルギー研究センター地熱チームの2021年度研究戦略 / 浅沼 宏 460KB
p.94-96 FREA 再生可能エネルギー研究センター地中熱チームの2021年度研究戦略 / 内田洋平 575KB
p.97-98 地質情報基盤センターの2021年度研究戦略 / 佐脇貴幸 767KB
p.99-104 「日本山岳誌」邦訳ーJ.J.ライン著『日本の実地調査と研究』第1巻(1881)よりー(その3)四国・九州地方ほか / 山田直利・矢島道子 414KB
p.105-106 新人紹介 / 岩橋くるみ・高田モモ・志村侑亮・田中郁子 2MB
p.107 受賞・表彰 / 第1回地質調査総合センター研究奨励賞について 324KB