地質調査総合センター研究資料集、no. 704
産総研地下水等総合観測点の孔井における孔壁画像資料
Borehole wall images obtained at AIST integrated groundwater observation stations
木口 努*1・松本則夫*1・北川有一*1・重松紀生*1・板場智史*1・塚本 斉*1・佐藤 努*1
*1産業技術総合研究所地質調査総合センター 活断層・火山研究部門
KIGUCHI Tsutomu *1, MATSUMOTO Norio *1, KITAGAWA Yuichi *1, SHIGEMATSU Norio*1, ITABA Satoshi*1, TSUKAMOTO Hitoshi*1 and SATO Tsutomu*1
*1Research Institute of Earthquake and Volcano Geology, Geological Survey of Japan, AIST
内容紹介:
南海トラフ沿いの高度な地殻活動のモニタリングを実現するため、産業技術総合研究所(産総研)では2006年から2013年にかけて、愛知県から紀伊半島及び四国において多機能の地下水等総合観測点を16か所整備した(小泉ほか,2009; 小泉,2013)。各観測点では深さの異なる3つの鉛直孔井が掘削され、それらの深度はおおよそ、600m、200m、30mである。各孔井の掘削には、コアボーリング、拡孔ボーリングなどが含まれる。各観測点の各孔井のそれぞれの掘削段階において各種の物理検層が実施された。本原稿では、観測点整備の過程で得られた貴重な物理検層データをより広く今後の様々な研究の参考にできるよう、孔壁イメージング検層により取得された16観測点の孔井における孔壁画像を取りまとめた。なお、16の観測点で実施した全ての物理検層の測定項目、測定深度などの測定仕様の詳細及び結果の例は、木口ほか(2014)が取りまとめている。
本研究資料集のCD-ROMに収められたファイルは下記の通りです。
- 本研究資料集の本文(pdfファイル: 1MB)(gsj_openfile_report_704.pdf)
- 孔壁画像(Zipファイル:510MB)(gsj_openfile_report_704.zip)
受理日:2020年10月7日
引用例:
木口 努・松本則夫・北川有一・重松紀生・板場智史・塚本 斉・佐藤 努 (2020) 産総研地下水等総合観測点の孔井における孔壁画像資料.産総研地質調査総合センター研究資料集, no.704, 産総研地質調査総合センター,8p.
Citation:
Kiguchi, T., Matsumoto, N., Kitagawa, Y., Shigematsu, N., Itaba, S., Tsukamoto, H. and Sato, T. (2020) Borehole wall images obtained at AIST integrated groundwater observation stations. Open-File Report of the Geological Survey of Japan, AIST, no.704, 8p.