地質調査総合センター研究資料集、no. 690

早池峰超苦鉄質岩体の磁気的性質
Variance of magnetic properties of Hayachine ultramafic rock body in Tohoku District, Japan

森尻理恵*1・中川 充*2

*1産業技術総合研究所地質調査総合センター 地質情報基盤センター*2産業技術総合研究所北海道センター 産学官連携推進室

Rie Morijiri*1 and Mitsuru Nakagawa*2

*1Geoinformation Survices Center, GSJ, AIST*2Hokkaido Collaboration Affairs Office, AIST

内容紹介:

 早池峰連山は、ちょうど、北上山地の南部と北部の境界部にあたり、超苦鉄質岩及び苦鉄質岩類が列をなして分布する。早池峰複合岩類の超苦鉄質岩体において、方位をつけずに蛇紋岩の試料を採取した。ここでは13の試料について、パススルー型磁力計(MODEL755R、2G Enterprise)を用いて自然残留磁化測定、交流消磁・残留磁化測定(0-100 mT、5 mT間隔)、非履歴性残留磁化の獲得+交流消磁・残留磁化測定を行い、磁化率計(KLY-3、AGICO)を用いて磁化率測定を行い、振動型磁力計(VSM、BHV-55L、RIKEN-Denshi)を用いて真空中でヒステリシス測定ならびに熱磁化分析を行った。ここではこれらの測定結果を報告する。

本研究資料集のCD-ROMに収められたファイルは下記の通りです。

受理日:2019年11月12日

引用例:

森尻理恵・中川 充(2019)早池峰超苦鉄質岩体の磁気的性質.産総研地質調査総合センター研究資料集. no.690, 産総研地質調査総合センター, p. 1-38.

Citation:

Morijiri, R. and Nakagawa, M. (2019) Variance of magnetic properties of Hayachine ultramafic rock body in Tohoku District, Japan. Open-File Report of the Geological Survey of Japan, AIST, no.690, p. 1-38.