地質調査総合センター研究資料集、 no. 617
第4回火山巡回展伊豆大島火山-火山の恵みと2013年の土砂災害-
川辺禎久*1、西谷香奈*2、加治屋秋実*3、安孫子昌弘*4、中林利郎*5、山田三正*6
*1国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センター、*2グローバルネイチャークラブ、*3気象庁伊豆大島火山防災連絡事務所、*4東京都大島支庁、*5伊豆大島ジオパーク推進委員会、*6大島町教育委員会
内容紹介:
私たちが住んでいる大地は、大きな恵みを与えてくれますが、時に厳しい顔を向けることがあります。日本で最も活動的な火山の一つである伊豆大島火山は、これまで何回も噴火を繰り返し、島民の生活に大きな影響を与えてきました。
2013 年11 月には、台風による豪雨で火山灰層が崩れ大きな災害をもたらしてしまいました。しかしその一方で、火山の噴火は島の面積を拡大して人々が使いやすい海岸を作り出し、肥沃な土地を産み、人々の生活を支えています。伊豆大島の美しい景観と豊かな自然は国立公園として、またジオパークとして人々を楽しませています。
本巡回展は、伊豆大島火山の噴火と自然、人々との関わりを学び、火山国に住む私たちがどのように火山と付き合っていくのかを考え理解する特別展示です。
受理日:2015年6月3日
引用例:
川辺禎久、西谷香奈、加治屋秋実、安孫子昌弘、中林利郎、山田三正(2015)第4回火山巡回展伊豆大島火山-火山の恵みと2013年の土砂災害-. 地質調査総合センター研究資料集、 no.617、産業技術総合研究所地質調査総合センター