地質調査総合センター研究資料集、 no. 567
石川県輪島市(能登半島)に分布する中新統塚田泥岩層の珪藻化石
Diatoms of the Miocene Tsukada Formation in Wajima City, Ishikawa Prefecture, Japan
柳沢幸夫
Yukio Yanagisawa
内容紹介:
石川県輪島市(能登半島)にある通称「小峰山」で採取された中新統塚田泥岩層の試料について珪藻化石分析を行った。この試料は、珪藻化石帯NPD5Bの生層準D53 (12.3 Ma) とD54 (11.6 Ma)の間の区間に位置づけられ、その年代は約1,230万年前から1,160年前の間(中期中新世末)と推定できる。この試料は輪島塗の下地塗りで使用される「地の粉」の原料である。
gsj_openfile_567.pdf (pdf1.7MB)
受理日:2012年10月31日
引用例:
柳沢幸夫 (2012) 石川県輪島市(能登半島)に分布する中新統塚田泥岩層の珪藻化石. 地質調査総合センター研究資料集, no.567, 産業技術総合研究所地質調査総合センター.
Bibliographic Reference:
Yukio Yanagisawa (2012) Diatoms of the Miocene Tsukada Formation in Wajima City, Ishikawa Prefecture, Japan. Open-File Report no.567, Geological Survey of Japan, AIST.