地質調査総合センター研究資料集、 no. 551
地質調査総合センター第18回シンポジウム
地質学で読み解く巨大地震と将来の予測-どこまでわかったか-
18th GSJ Symposium Deciphering Paleo-Earthquakes and Challenge to Earthquake Forecast
地質調査総合センター編
Geological Survey of Japan
内容紹介:
2011年東北地方太平洋沖地震は岩手県沖から茨城県沖までの広範囲を震源域とする超巨大地震でした。一方、過去を振り返れば、西暦869 年に発生した貞観地震を始めとし、今回の地震とよく似た超巨大地震が数百年間隔で繰り返していたことが、地質学的な研究から明らかになっていました。この ことは、地震防災対策において、過去の巨大地震の研究が極めて重要であることを私たちに再認識させました。産総研では、過去の様々な巨大地震の痕跡を地質 学的に読み解き、地球物理学的な手法を融合させながら過去の地震像を再現し、さらに、それらの結果を将来の予測に活かすことを目ざしてきました。今回のシ ンポジウムでは、過去の巨大地震の解明と将来予測に関する産総研の研究の現状を紹介します。今後の巨大地震による被害を少しでも小さくするために、私たちの研究の方向性や目標について、様々な立場の方からご意見を頂きたいと考えております。
本研究資料集の内容はgsj_openfile_551.pdf(2.5 MB)から見ることができます。
受理日:2012年 1月 23日
引用例:
地質調査総合センター編 (2012)地質調査総合センター第18回シンポジウム地質学で読み解く巨大地震と将来の予測-どこまでわかったか-.地質調査総合センター研究資料集,no.551,産業技術総合研究所地質調査総合センター
Geological Survey of Japan (2012) 18th GSJ Symposium Deciphering Paleo-Earthquakes and Challenge to Earthquake Forecast, no. 551, Geol. Surv. Japan, AIST.