地質調査所月報 Vol.51 No.2/3 (2000)
表紙
佐渡島北方約80kmの弥彦堆の音波探査プロファイル
非対称な断面を持つ背斜構造は逆断層に伴って形成されたと考えられる。音波探査プロファイルでは逆断層を直接観察することができないため、点線のような断層を推定することが多い。近年、断層と褶曲の関係が定量的に解明され、逆断層上盤の背斜構造の形を解析することによって、直接観察できない逆断層の形態や断層変位量を推定することが可能になってきた。(本号の岡村論文参照)
目次
特集:海域における地震発生ポテンシャル評価-地質学的手法に関する総説-
タイトル | 著者 | |
---|---|---|
海域における地震発生ポテンシャル評価-地質学的手法に関する総説-の特集に当たって | 岡村行信 (47) | 51-0203_01.pdf (147KB) |
浅海域と湖沼域の活断層調査-これまでの研究と今後の課題- | 荒井晃作 (49-58) | 51-0203_02.pdf (2,181KB) |
音波探査プロファイルに基づいた海底活断層の認定-fault related fold, growth strata及びgrowth triangleの適用- | 岡村行信 (59-77) | 51-0203_03.pdf (4,972KB) |
タービディティー・カーレントの発生機構-タービダイトを用いた海域地震発生間隔評価手法の確立に向けて- | 中嶋 健 (79-87) | 51-0203_04.pdf (1,226KB) |
地震性堆積物を用いた地震発生年代と発生間隔の解析 | 池原 研 (89-102) | 51-0203_05.pdf (2,738KB) |
沈み込む海山と上盤プレートとの相互作用-大地震の発生との関連について- | 山崎俊嗣 (103-111) | 51-0203_06.pdf (3,375KB) |