GSJ 地質ニュース
表紙
東南極,プリンスオラフ海岸びょうぶ岩の大褶曲
東南極,プリンスオラフ海岸沿いには,約6億年前〜5億年前に高温変成作用を受けた地質体(リュツォ・ホルム岩体)の露岩が点在する.写真は南緯68度22分,東経42度00分に位置するびょうぶ岩の西壁をヘリコプターから撮影したものである.高さ60 mにおよぶ壁面には大規模な褶曲構造が露出し,現在の西北西―東南東方向から強い短縮変形を受けたことが分かる.この構造は,異なる地質体の集合体で構成される南極大陸の構造発達史を解明する上で重要である.
(写真・文:香取拓馬 元 産総研地質調査総合センター活断層・
火山研究部門,現 フォッサマグナミュージアム・新潟大学)
目次
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頁 | タイトル / 著者 | |
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表紙・目次・裏表紙 | 東南極,プリンスオラフ海岸びょうぶ岩の大褶曲 / 香取拓馬 | 1MB |
p.267-272 | 第60 次日本南極地域観測の地質調査報告 / 香取拓馬・豊島剛志・石川正弘・北野一平 |
2MB |
p.273-288 | J. J. ライン著「フジノヤマおよびその登山」邦訳 / 山田直利・矢島道子 | 1.3MB |
p.289-297 | 花崗岩系列の成立と展開 石原舜三博士の偉業を振り返って / 高木哲一 | 2MB |
p.298 | 新人紹介 / 山本 聡・戸塚修平 | 1.3MB |
p.299-300 | ニュースレター 「地質調査総合センターが日本地質学会表彰を受賞」 | 2MB |
【一部修正】p.289 修正のため差し替え(2020.12.8)