GSJ 地質ニュース
表紙
五台山から見た高知市街地と次の南海トラフ地震への備え
五台山は高知市南東方に位置する景勝地であり,ここからは高知市街地や高知港が一望できる.高知市街地は一見すると内陸の盆地に位置するようにも見えるが,その南端には浦戸湾が導通しており,太平洋に通じている. 1946年12月21日に起こった昭和南海地震(M 8.0)によって,この地は大きなダメージを受けた.この時の津波高は0.5 m 程度であったが,地震時の地盤沈下が相まって,長期間にわたって滞水状態となった.現在でも市街地の多くは標高0〜2 mであり,既に,次の南海トラフ地震に備えて,対策が推し進められている.
(写真・文:産総研地質調査総合センター地質情報研究部門 七山 太)
目次
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頁 | タイトル / 著者 | |
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表紙・目次・裏表紙 | 五台山から見た高知市街地と次の南海トラフ地震への備え / 七山 太 | 1.1MB |
p.227-232 | 房総半島における新第三系~第四系の地質調査法:研究資料集no.671(中嶋・宇都宮,2019)を例にして / 宇都宮 正志 | 3.6MB | p.233-236 | CCOP-GSJ-DGR Groundwater Project Phase III Final Meeting開催報告 / 内田 洋平・シュレスタ ガウラブ | 917KB |
p.237-240 | GSJシンポジウム「千葉の地質と地震災害を知る」開催報告 / 中島 礼・中澤 努・宍倉 正展 | 1.2MB |
p.241-243 | 5月10日 地質の日METI特別展示:地球化学図 / 太田 充恒・今井 登・岡井 貴司 | 696KB |
p.244-251 | J. J. ライン著「日本で1874年および1875年に行った高度測定」邦訳 ―付.ラインの日本旅行全ルート― / 山田 直利・矢島 道子 | 671KB | p.252-254 | 新人紹介 / 二宮 啓・鈴木 克明・西方 美羽・高下 裕章・松下 慎・飯島 真理子 | 3.2MB |
p.255-256 | 新刊紹介「深海―極限の世界 生命と地球の謎に迫る」 | 1.2MB |
【一部修正】
p. 229(宇都宮, 2019)→(宇都宮, 印刷中),p. 232 宇都宮正志(2019)→ 宇都宮正志(印刷中)
p. 247 第1表 a)東海道に沿って東京から京都までの旅 No.30 Nikkawa〔掛川?〕→ 日坂
p. 249 第1表 f)日本の北部,奥州と出羽を通る旅
No.43 Kaya-toge[白布峠?] → 檜原峠
No.63 石川村 → 市川村
No.70 Kasegai-no-mura(Kasegaiの低地)→ 柳津大溜池(締切沼)
p. 251 Rein, J. J.(1879a)Höhenbestimmungen in Japan während der Jahre 1874 und 1875. Petermann’s Mittheilungen, 5, 292-297.
→ Rein, J. J.(1879a)Höhenbestimmungen in Japan während der Jahre 1874 und 1875. Petermann’s Mittheilungen, 25, 292-297.