GSJ 地質ニュース
表紙
標津町古多糠の橋上から望む忠類川上流域と知床第四紀火山群
知床半島の付け根を南流する忠類川は,サマッケヌプリ山東麓を源流とする野趣溢れる河川である.標津町古多糠の橋上からは,この河道を通して知床連山と称される第四紀火山群を見渡すことが出来る.一方,この河川上流に位置する金山スキー場付近は明瞭な地形境界となっている.ここには上部中新統〜鮮新統がほぼ直立して露出しており,地質断層が想定されていた.この付近は,現在も知床半島を隆起させるXランクの活断層(古多糠断層)として再活動している可能性があるが,その活動時期や変位量については,不明のままである.
(写真・文:七山 太 産総研地質情報基盤センター/
ふじのくに地球環境史ミュージアム)
目次
全ページ PDF : gsj_cn_vol13.no4.pdf[37MB]
頁 | タイトル / 著者 | |
---|---|---|
表紙・目次・裏表紙 | 標津町古多糠の橋上から望む忠類川上流域と知床第四紀火山群 / 七山 太 | 5MB |
p.63-68 | 阿蘇4火砕流堆積物分布図 -わが国最大の巨大噴火による火砕流の分布とその地質情報- / 星住英夫・宝田晋治・宮縁育夫・宮城磯治・山崎 雅・金田泰明・下司信夫 | 16.5MB |
p.69-72 | 令和5年度廣川研究助成事業報告(1)Cargèse 2023 School on Subduction Zone Processes参加報告,および沈み込み帯の内部構造復元とその形成プロセス解明に向けた国際共同研究のための事前協議 / 志村侑亮 | 2MB |
p.73-78 | 令和5年度廣川研究助成事業報告(2)沖積低地のジオアーケオロジーに関する動向調査と国際共同研究に向けた情報収集 / 佐藤善輝 | 2.5MB |
p.79-81 | 令和5年度廣川研究助成事業報告(3)International Geomechanics Symposium 2023での成果発表および情報収集 / 児玉匡史 | 2MB |
p.82-84 | 令和5年度廣川研究助成事業報告(4)火山噴出物による噴火駆動メカニズムの解明に向けた国際共同研究の事前打ち合わせ / 岩橋くるみ | 920KB |
p.85-86 | CEATEC 2023 参加報告 / 小松原純子・宍倉正展・金子翔平・荒井晃作・三澤文慶・新井和乃・野々垣 進・長 郁夫・米岡圭弥・中澤 努 | 8.8MB |
p.87 | 書籍紹介 「深掘り誕生石」 | 289KB |
【お詫び】p.63 著者所属に誤記がありましたので、修正して差し替えました。(2024.4.24)