GSJ 地質ニュース
表紙
オホーツクスカイタワーから望む紋別市街地,紋別港とオホーツク海
紋別市は,オホーツク海に面した港湾と水産業の街である.2~3 月には,北方からの海流に乗って流氷が押し寄せ,一面が白銀の世界に変貌する.また,毎冬流氷が運び入れる栄養塩によって,豊穣な漁場が維持されている.現在の市街地は海岸低地のみならず,MIS5e 海成段丘(標高15-20 m)上にも立地している.一方,オホーツクスカイタワーを戴く紋別山(標高334 m)は後期中新世に噴出した玄武岩からなり,その南側には,金銀銅を多産した複数の鉱床が戦前まで稼働していた.当時の街は,ゴールドラッシュで賑わったという.
(写真 ・文:七山 太 産総研地質調査総合センター 地質情報基盤センター/
ふじのくに地球環境史ミュージアム)
目次
全ページ PDF : gsj_cn_vol12.no8.pdf[9.7MB]
頁 | タイトル / 著者 | |
---|---|---|
表紙・目次・裏表紙 | オホーツクスカイタワーから望む紋別市街地,紋別港とオホーツク海 / 七山 太 | 3.2MB |
p.223-225 | 海底地形にゴジラの名前!? ―フィリピン海プレート上の巨大メガムリオンの掘削の実現に向けて前進― / 道林克禎・小原泰彦・ 針金由美子・ 小野重明 | 1MB |
p.226-236 | 付加体学事始め:黎明期における私的回想 第二部 付加体学の肉付け / 小川勇二郎 | 1.3MB |
p.237-239 | 第37回GSJ シンポジウム 地圏資源環境研究部門研究成果報告会 地圏資源環境研究部門の最新研究 ~新たなチャレンジと展望~ / 地圏資源環境研究部門広報委員会 | 702KB |
p.240-245 | 2022年度産総研一般公開「体感せよ!!研究の日常~リアルラボツアー~」での岩石保管庫説明を担当して / 柳澤教雄・角井朝昭・中村由美・古澤みどり | 1.3MB |
p.246-247 | 新人紹介 湊 翔平・山岡 健・島田佑太朗・小村悠人 | 2.8MB |
p.248-250 | 書籍紹介 「人類の起源 古代DNA が語るホモ・サピエンスの『大いなる旅』」 | 373KB |