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噴火を間近で観測する研究者(トカラ列島,諏訪之瀬島)

噴火を間近で観測する研究者(トカラ列島,諏訪之瀬島)  諏訪之瀬島御岳火口の2023年4月17日13時22分頃の噴火. 御岳おたけ火口から約1 km北東の京都大学の観測点から観察した.噴煙はほとんど音もなく上がるが,時おりダダーンという花火のような音やババババといった破裂音がする.風向きによってはしばらくすると火山灰が降ってきて目がちかちかする.諏訪之瀬島火山は南西諸島の吐噶喇(トカラ)列島を構成する安山岩質成層火山の島だ.1950年代から現在までストロンボリ式噴火や小規模なブルカノ式噴火が継続していて,2023年現在は日本で最も頻繁に爆発を繰り返す火山のひとつである.鹿児島港から週2 回運行するフェリーで約8 時間かけて訪問した.

(写真・文:松本恵子 産総研地質調査総合センター 活断層・火山研究部門)

目次

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タイトル / 著者PDF
表紙・目次・裏表紙 噴火を間近で観測する研究者(トカラ列島,諏訪之瀬島) / 松本恵子 1.8MB
p.279-283 過去の地磁気の検出によりマンガンノジュールの回転を実証 —球状海底資源が深海底を転がり埋没せずに形成した過程を解明— / 小田啓邦 ・片野田 航 ・臼井 朗・村山雅史・山本裕二 3.1MB
p.284-292 付加体学事始め:黎明期における私的回想 第三部 発展期へ / 小川勇二郎 1MB
p.293-299 「地質情報展2023 いわて—明日につなぐ大地の知恵—」開催報告 / 金子翔平・宍倉正展・宮下由香里・利光誠一 2.6MB
p.300 新人紹介 コンウェイ・クリストファー 747KB
p.300-302 ニュースレター「 元地質調査所地殻熱部長 笹田政克氏が瑞宝小綬章を受章」  1MB