平成9年度活断層調査 トップへ

富士川河口断層帯安居山断層

位置図

   本断層帯南部については７年度の調査により、平均変位速度や活動時期などのデータが得られましたが、安居山断層など、北部については十分な情報が得られませんでした。そこで、安居山断層の補備調査 （ボーリング調査など） を実施しました。その結果、新富士火山起源の３枚の溶岩が検出され、それらの分布高度から、安居山断層の平均上下変位速度は約6m/千年であることが確認されました。

安居山断層の反射断面解釈図

ボーリング調査結果を加えた反射断面の解釈図。
溶岩１ ： 北山御園溶岩、溶岩２ ： 北山外神溶岩、溶岩３ ： 万野風穴溶岩。