平成11年度活断層調査 トップへ
上町断層系 (大阪府)
平成9年度に実施した住之江撓曲の群列ボーリング試料の堆積学的な再検討を行い、堆積学的な観点からも、本断層系が完新世に活動した証拠がないことを確かめた。また、大阪市街地北部において、高分解能反射法地震探査により、最終氷期以降の本断層系の活動の有無を検証できる可能性のある地点を、既存のボーリング資料を用いて検討した。その結果、新淀川の河川敷 (長柄橋〜東海道貨物支線間) が最適と判断され、平成12年9月に探査を実施した。現在、取得したデータを解析中である。