活断層・古地震研究報告 第23号 トップへ
表紙(写真)・裏表紙(写真)解説
表 紙
熊本城公園から東側(立田山および阿蘇火山方面)を望む
立田山断層は,立田山および岩倉山(写真左側奥の丘陵状の山)の山麓線に沿って分布しているが,写真手前側の熊本城公園の崖地形(左手側の三の丸駐車場と右手側の二の丸広場の境界をなす崖)を通過してさらに西側に延びると推定されている.熊本城公園の地下には,阿蘇山(写真奥のスカイラインを構成する火山)の噴出物や河川~湖沼の堆積物が分布している.立田山断層の活動性評価にむけて,崖地形を挟む2 地点でオールコアボーリング調査を実施し,両側の地層の累積的な変位に関する検討を進めている.詳細は太田ほか(本号)を参照されたい.
裏表紙
熊本城公園から西側(花岡山,独鈷山,城山,御坊山,島原湾方面)を望む
立田山断層は,熊本城公園(写真手前側)の崖地形(左手側の藤崎台球場と右手側の保育園および駐車場の境界をなす崖)を通過して,写真中央奥に連続的に分布する孤立丘(手前から,花岡山,独鈷山,城山,御坊山)の北麓に沿って延びると推定されている.孤立丘の地形は非対称で,北側(右手側)の斜面が南側(左手側)の斜面に比べて急傾斜をなしている.写真奥は島原湾および宇土半島.写真の右手前から左手奥に九州新幹線の高架が延びる.詳細は太田ほか(本号)を参照されたい.