学校法人東海大学海洋学部との連携・協力に関する協定を締結しました

2020. 4.30


 国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センター(以下、GSJ)は、学校法人東海大学(以下、「東海大学」)海洋学部と、2020年4月1日付で連携・協力に関する協定を締結しました。
 東海大学は1942年に学園を創設、1962年には海洋学部を開設しました。「海洋学部」を有する日本で唯一の大学で、学部開設以来約3万人の卒業生を輩出し、海洋調査に係わる人材を支えてきました。GSJは海洋の地質調査を実施できる日本で唯一の組織であり、国の知的基盤整備計画の一環として海洋地質図の作成を行っています。
 今回の協定は、海洋調査に関する共同研究の促進、海洋地質調査技術の継承と人材育成、調査技術の向上及び海洋地質図作成のための基礎データの取得・解析を目指して連携・協力を強化していくことを目的としています。相互に協力可能な海洋地球科学・海洋地質の分野において、連携・協力を、互恵の精神に基づき効果的に推進することにより、我が国の科学技術及び産業技術の振興に寄与することを目指します。

東海大学オフィシャルサイト「海洋学部ニュース」:
https://www.u-tokai.ac.jp/academics/undergraduate/marine_science_and_techno/news/detail/post_151.html

GSJ海域地質図プロジェクト:
https://unit.aist.go.jp/igg/ja/kaiiki/


東海大学海洋学部とGSJでは、例えば、東海大学所有の小型実習船「北斗」を用いて、駿河湾の調査研究を実施してきました。本連携・協力により共同研究が促進することが期待されます。

 

駿河湾から望む富士山
今後、日本周辺海域で協力して海洋地質調査を実施して行きます。

 

 

 

 

更新履歴
  • 2020年5月11日:「東海大学のニュースリリース」を「東海大学オフィシャルサイト「海洋学部ニュース」」に修正。