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銚子大橋から見た利根川河口と銚子港

銚子大橋から見た利根川河口と銚子港  利根川は関東地方を北から東に向けて流れ鹿島灘に注ぐ総延長322 kmに達する日本三大河川の一つであり,「坂東太郎」の異名を持つ.その源流は群馬県みなかみ町の大水上山南側の沢筋にあり,現在でも首都圏の水源として重要な役割を果たしている.かつては中川や隅田川の流路を通って東京湾に流入していたが,天正18 年(1590 年)に徳川幕府によって開始された利根川東遷事業により,渡良瀬川と共に鬼怒川に合流し,ここから銚子までの区間を鬼怒川の流路を通って流れるように人工改変された.この大規模工事により利根川の水量が増えて,安定した水運が行えるようになり,銚子港(現在の銚子漁港;写真右側)はその拠点として栄えるようになった.

(写真・文:産総研地質調査総合センター地質情報基盤センター 七山 太)

目次

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タイトル / 著者PDF
表紙・目次・裏表紙 銚子大橋から見た利根川河口と銚子港 / 七山 太 1.7MB
p.265-285 資源産業と地質との関わりを直接学べる南関東ガス田での見学会の魅力とは
-石油技術協会の見学会での実施経験を振り返って(温故知新の旅)-第3部 特別見学会(地質編):経緯・概要と代表的生産施設の見学 / 徳橋秀一
10.4MB
p.286-290 多摩川低地の地下に分布する「軟弱層」を可視化
-過去の地盤沈下・地震被害と地下構造との関係が明らかに- / 田辺 晋 ・石原与四郎・中島 礼
2.5MB
p.291-293 第35 回地質調査総合センターシンポジウム地圏資源環境研究部門研究成果報告会
-ゼロエミッション社会実現に向けたCCSにおける産総研の取り組み- / 地圏資源環境研究部門広報委員会
1.2MB
p.294-296 新人紹介(土田恭平・ レゲット佳・米岡佳弥・志村侑亮・松岡 萌・TUM Sereyroith) 8.7MB