平成29年度(2017年度)地震・津波・火山に関する自治体職員研修プログラム開催報告

吾妻 崇・宍倉正展・阿部信太郎・篠原宏志・増田幸治

 平成29年度(2017年度)の自治体職員研修プログラムは、7月10日(月)から13日(木)にかけて実施され、埼玉、愛知、和歌山、島根、宮崎の5県から合計6名の参加がありました。埼玉県、島根県、宮崎県からは今回が初参加でした。また、上記のほかに和歌山県の自然環境室からジオパーク関係者2名が参加されました。研修プログラムは表1に示した通りです。
 初日には、日本列島の地質に関する概要と海溝型地震に関係する講義が行われました。
 2日目には活断層と地震動および地震地下水に関する講義(写真1)が行われ、午後の最後には自治体による地震・津波・火山防災の取り組みについて研修生から紹介して頂きました。
 3日目には火山と地質情報に関する講義と地質標本館の見学(写真2)が行われました。
 最終日には、自治体研修の研修生6名と活断層・火山研究部門の研究者2名で、南房総への巡検を実施しました。

平成29年度(2017年度)地震・津波・火山に関する自治体職員研修のプログラム内容

平成29年度地震・津波・火山に関する自治体職員研修のプログラム内容

表1 平成29年度(2017年度)地震・津波・火山に関する自治体職員研修のプログラム内容


平成29年度(2017年度)の自治体職員研修プログラムの様子

2017年度自治体職員研修プログラム
2017年度自治体職員研修プログラム