ジオ君の地質教室:化石レプリカを作ろう!
どんな実験なの?
化石は、「遠い過去にどのような生物がいたか?」、「化石を含む地層のできたのはいつごろか?」、「その時の環境は?」など、太古のいろいろなことを教えてくれるんだよ。
今日は身近な材料(油粘土)を使った化石のレプリカ作りです。みなさんもチャレンジしてみましょう。正確なレプリカを作る技術は化石の研究や展示にとても大切です。実験を通して、化石の実物にじかにふれ、しっかりと観察しましょう。レプリカと実物の化石では大きさ・形が変わらないことを確かめて下さい。また、化石とはどのようなものか、化石はどのようにしてできたのか、化石になる前の様子や化石になっていく様子を思い浮かべ、化石からどのようなことがわかるのか考えてみましょう。
実験のしかたとコツは?
- 油粘土をよくこねよう。
- よくこねた油粘土の上に化石を押しつけて型をとろう。
- 適量の石コウと水をまぜてよく練り、先につくった粘土の型の中に注ぎ込もう。
- 粘土をのせた底板ごと軽くとんとんとたたいて石コウの中の空気の泡を追い出そう。
- 30分くらい待って、石コウが固まったら、割らないように注意して取り出そう。
- あとで写真を見ながら色を塗れば、もっと本物みたいになるよ。
気をつけよう!
石コウの粉がとんで、目、口、鼻などに入らないように十分気をつけようね。
もっとくわしく知りたい君は
化石とレプリカについて、もっとくわしく知りたいと思ったら、こんな資料があるよ。
- 「ビジュアル博物館 第19巻 化石」(同朋舎出版)
- 「大型化石研究マニュアル」(小高民夫 編、朝倉書店)
- 地質標本館のウェブサイト