地質情報展 2008 「あきた 発見・体験! 地球からのおくりもの」/展示ポスター
このページのポスター画像は、2008年9月19~21日に秋田市民交流プラザ ALVE きらめき広場で開催した
地質情報展 2008 あきた「発見・体験! 地球からのおくりもの」で展示したポスターをまとめたものです。
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※引用・転載等の利用については、 地質調査総合センター発行の地質図類の利用について をご覧下さい。
展示と解説のコーナー | ||||||
秋田の地質 | 段丘地形 | シームレス地質図 | 海洋地質 | 地震・活断層 | 地すべり | 秋田の火山 |
地熱エネルギー | 石油・天然ガス資源 | 金属鉱物資源 | 秋田の水 | 金属リサイクル | 東北地方の砂 | 秋田の砂 |
体験コーナー | ||||||
化石レプリカ作成 | 地層のでき方(堆積実験) | 石を割ってみよう! | 顕微鏡で石の観察 | フライトシミュレータ | エキジョッカー | 自然の不思議「鳴り砂」 |
不思議な砂箱「砂変幻」 | 砂の調べ方 | 地学クイズにチャレンジ | 自分で作る「飛び出す火山」 | 物理探査(反射法の実験) | マンガン団塊を採ろう! | 海底の泥を観察 |
岩石破壊実験 | キッチン火山実験 | 地形の立体視(床貼) | ||||
特設コーナー | ||||||
ジオパーク・IYPE | 地質調査総合センター紹介 | 地質標本館がやってきた | 地質図類販売 |
秋田の地質 | Topへ |
秋田の地質には日本列島のなりたちを解き明かす長い歴史の記録が保存されています。ここでは秋田の古地理や地質の時代ごとの変遷を、図や写真を用いて紹介します。また、秋田の大地を構成する岩石の特徴やでき方についても解説します。 | |
段丘地形 | Topへ |
秋田には海が作った台地、川が作った台地が発達しています。それらの台地は、過去の地盤の隆起や海面の上下によってできました。ここでは、飛行機で空中から撮影した写真や火山灰から、台地がいつどのようにしてできたのかを学びます。 | |
シームレス地質図 | Topへ |
東北地域北部の20万分の1地質図を1枚につなぎ合わせたシームレス地質図の詳細版が完成しました。活断層や主な火山の位置、見どころ、周辺海域の地質図や海底地形図も加えました。各種の地質図をWeb上で閲覧できる統合地質図データベース (GeoMapDB) もぜひご覧ください。 会場で床貼りした展示物の大きさ: 「20万分の1日本シームレス地質図詳細版(東北地域北部)」:約 2.4m× 2.4m 「秋田県西部・山形県西北部シームレス地質図」:約 2m× 3.4m |
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海洋地質 | Topへ |
[海の地質調査] 地質調査総合センターでは、1970年代から海の調査をしています。ここでは調査手法について簡単にご紹介します。海底は直接行って調べるのが困難なので、音波を使った遠隔探査や調査器具をワイヤーで降ろしたものなど独特の調査方法が発達してきました。 [秋田沖にもある海底活断層] 男鹿半島南方の陸棚上には、最終氷期最盛期以降の堆積物に覆われた変動地形があり、活断層の疑いがあります。産総研の発行する地質図(秋田西方海底地質図)に示された活断層の位置と、それを横切る高分解能音波探査断面を紹介いたします。 [日本海の環境変化] 日本海は外洋から水深の浅い海峡 (対馬、津軽、間宮、宗谷海峡) で隔てられており、海面が低下すると容易に閉鎖されます。このため、第四紀の寒冷期 (氷期) と温暖期 (間氷期) の繰り返しの中で、日本海は環境を変えてきました。 [チムニー:海底火山の金属資源] 秋田は黒鉱という金属資源で世界的に有名ですが、伊豆・小笠原の海底火山は黒鉱と同じような金属資源を産することで世界的に有名です。これらは火山に伴う海底熱水鉱床で、チムニー (煙突) になっています。チムニー標本を展示し、産状を紹介します。 |
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地震・活断層 | Topへ |
[秋田県の活断層] 秋田県には、1896年陸羽地震の際に地表に大きなずれが生じた千屋断層などの活断層が分布しています。ここでは、活断層について簡単に解説します。また赤青メガネで空中写真を立体視して活断層地形をみつけてみましょう。 [海を田畑に変えた地震:1804年象潟地震] 1804年に発生した象潟地震に伴う地殻変動により、松尾芭蕉が称えた風光明媚な象潟湖が隆起して陸地になるなど象潟周辺の景観が一変しました。ここでは、地震前の古絵図と明治時代の地図の比較、歴史記録などを通じてこの地震による地殻変動の様子を紹介します。 [秋田県で発生した大地震:1896年陸羽地震] 1896年8月31日に秋田県と岩手県の県境を震源とするマグニチュード7.2の大地震が発生し、大きな被害が生じました。この地震で千屋断層に沿って地面が上下方向に最大3.5mも食い違いました。陸羽地震で生じた断層のずれを空中写真から探してみましょう。 [秋田沖の海底地質と1983年日本海中部地震] 秋田県の沿岸域に津波による大きな被害をもたらした1983年日本海中部地震は、海底の活断層がずれ動いて発生しました。ここでは、秋田沖に分布する活断層を紹介するとともに日本海中部地震が発生してから津波が海岸に達するまでの様子をコンピュータでシミュレーションした結果を展示します。 [津波が釣り人を襲う瞬間] 1983年日本海中部地震で発生した津波は秋田県をはじめ周辺沿岸に大きな被害をもたらしました。ここでは、釣り人が津波にさらわれる瞬間を撮影した写真を展示します。 ※写真は、「地質情報展 2008 あきた」に関する印刷物等での使用についてのみ了承を得ています。他への転用、無断使用は禁じます。 [秋田周辺の深部地盤構造] 秋田県の日本海沿岸部では基盤岩が深く窪み、厚い堆積層が分布しています。ここでは、秋田県の深部地盤構造について簡単に解説し、3次元の地下構造モデルをコンピュータを用いて表示します。 |
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地すべり | Topへ |
「地すべり」とは恐ろしいもの・・・と皆さんは考えていませんか?「恐ろしい」ことももちろんですが、同時に豊かな山の幸や川の恵みを作り出す一面もあるのです。地すべりは美しい森・豊かな生物の活動の舞台を支える肥沃な土を生み出してきました。また人は昔から様々な形で地すべりを利用して暮らしてきました。地すべりの恵みを受けつつ、折りよく暮らすことについて、思いを巡らせてみませんか? | |
秋田の火山 | Topへ |
噴火の脅威とその恵み:秋田県には活火山がいくつあるでしょうか?鳥海山、十和田、秋田焼山、秋田駒ケ岳、いずれも活火山です。火山活動は大きな災害をもたらしますが、温泉や地熱資源、私達の住む大地そのものをつくります。その火山の活動と恵みについて詳しく紹介します。 | |
地熱エネルギー | Topへ |
火山国日本には大地のエネルギー「地熱」が豊富に存在しています。また火山の近くでなくても、地下と地上との温度差を利用することができます。ここでは地熱とそのいろいろな利用のしかた、温泉・地熱発電・地中熱などについて紹介します。 | |
石油・天然ガス資源 | Topへ |
秋田は日本の石油鉱業発祥の地。秋田県の原油生産量は全国第三位、油田別原油累計生産量では秋田市内にある八橋油田が日本一です。県内の油ガス田と石油鉱床のでき方について解説します。 | |
金属鉱物資源 | Topへ |
秋田県では、銅、鉛、亜鉛、金、銀、さらにはビスマス、インジウム、ガリウム、アンチモンなどのレアメタルを含む鉱床が多数開発され、日本の経済発展に大きく貢献してきました。それらの鉱床から産出した鉱物資源の概要を紹介します。 | |
秋田の水 | Topへ |
水の豊かな秋田には各地にたくさんの湧水があり、多くの人々に親しまれてきました。また湧水以外にも、水と深くかかわった生活や文化が築かれています。湧水を中心とした水と人々の暮らしとの関わりや、近年の水を取り巻く環境の変化について紹介します。(秋田大学教育文化学部、工学資源学部) | |
金属リサイクル | Topへ |
秋田大学工学資源学部では、前身の鉱山学部で培われた技術を継承しつつ、未活用地域資源の高度利用、産業廃棄物からの有用元素の回収、人間活動を含めた地球システムにおける物質循環の解明、伝統的な民俗知に注目した自給技術などの研究を行っています。(秋田大学工学資源学部) | |
東北地方の砂・秋田の砂・砂の調べ方 | Topへ |
東北地方・秋田県各地の海浜の砂・河川の砂・変わった砂などに関する情報を展示します。代表的な砂で観察用試料を作成し、顕微鏡で美しい砂の世界を観察する楽しい体験コーナーも有ります。 海辺や川で採取してきた砂を台紙に貼って砂の標本をつくり、それをルーペや実体顕微鏡を使って美しい砂の姿を観察してみましょう。スキャナーを使ってデジタル画像化する方法も紹介します。
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化石レプリカ作成 | Topへ |
本物の化石を見つけることは簡単ではありません。でも本物そっくりの石こう模型を作ることならできますよ。本物の化石から型を作りました。自分で石こうを混ぜ、自分だけの化石模型を作りましょう。できあがった作品はプレゼントします。 | |
地層のでき方(堆積実験) | Topへ |
水や空中を流れる粒子は、場所や環境によって堆積の仕方が変わります。そのため、地層の縞模様を調べると、過去の環境を推定できます。地層がどのようにしてできるかは、実験をしてみるとわかります。水槽などを使っていろいろな実験をしながら地層のでき方を探りましょう。 | |
石を割ってみよう!・顕微鏡で石の観察 | Topへ |
いろんな石を触ってみよう! 石を割ってみよう!: 石にもいろいろあるものです。丸い石、とがった石、白い石、黒い石。割ってもいい石をたくさん用意しました。気に入った石をハンマーで割ってみましょう ! キミに割れるかな? 割ってみると中身がさらによくわかりますよ。 割れた石はプレゼントします。 顕微鏡で石を観察してみよう!: 石を顕微鏡で見ることができるって知っていましたか? 拡大して光を通してみる石の世界は、ふだん見かける岩や石ころとはまったく違った美しい世界です。いろいろな種類の石やとっても小さな化石を用意して、顕微鏡下の不思議な世界にご招待します。 |
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フライトシミュレータ | Topへ |
東北地域北部の20万分の1シームレス地質図でフライトシミュレータを作成しました。パイロットになった気分で、東北の上空を飛んでみてください。東北の火山、活断層を上空からさがしてみましょう。 | |
エキジョッカー | Topへ |
地震の際に大きな被害をもたらす原因の一つに地盤の液状化現象があります。ここではこれを簡単に再現するキット「エキジョッカー」をつかって地盤の液状化をペットボトルの中で再現しながら、その仕組みに触れてみましょう。今回は特別なエキジョッカーも見られるかも・・・ | |
自然の不思議「鳴り砂」 | Topへ |
歩くと「キュッキュッ」という心地よい音が足もとから聞こえてくる砂浜が、 日本の各地にあります。このような砂のことを「鳴り砂」と呼びます。島根県 にある「琴ヶ浜」の砂を使って、鳴り砂を鳴らす実験を体験してみましょう。 |
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不思議な砂箱「砂変幻」 | Topへ |
砂を使って作るおもしろいおもちゃ「砂変幻」で遊んでください。箱をひっくり返すと、みるみるうちに何か?が浮かび上がってきます。砂が作るアートに、あなたもあっ!と驚くことでしょう。 ※体験のみで展示ポスターはありません、スナップ写真をご覧下さい。 |
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地学クイズにチャレンジ | Topへ |
パソコンを相手に、あなたの地質の知識を試してみませんか?「地学一般」「岩石および火山」「鉱物および鉱床」「化石」「地震」などのジャンルを用意して、あなたの挑戦を待っています。今までの知識に加え、ここで覚えた新しい知識を駆使して地学博士をめざしてください! | |
自分で作る「飛び出す火山」 | Topへ |
折りたたんだ台紙に切り取った部品を貼り付けると、飛び出す火山が出来上がります。富士山が噴火します。火山灰が降ってきます。ハワイや大島の溶岩が流れます。そして本州では一番新しい溶岩を出した秋田駒ヶ岳も飛び出してきます。 | |
物理探査(反射法の実験) | Topへ |
とんかちで地面をたたくと、地面が揺れます。揺れは地下を伝わって、時には跳ね返って、また地面に戻ってきます。その揺れを地震計が記録します。地下の様子を知るために、地面をたたいて記録を見てみましょう。 | |
マンガン団塊を採ろう!・海底の泥を観察 | Topへ |
マンガン団塊を採ろう!: 深海底には黒くて丸い塊が散らばっており、マンガン団塊と呼ばれます。これにはマンガンをはじめ貴重な金属が含まれてをり、将来の資源となるかもしれません。ここでは採泥器 (グラブ型) の模型をつかってマンガン団塊の採取体験を行います。 海底の泥を顕微鏡で見てみよう!:泥の組成は、それが堆積した時の環境を反映しているので、泥を調べれば環境を知ることができます。泥は貴重は証拠品なのです。泥は肉眼で見ることができませんが、顕微鏡で見えるようにしたものがスメアです。ここではスメアを作成して、観察する体験を行います。 |
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岩石破壊実験 | Topへ |
-実験室でミニチュア地震を作る-: 地震は地下深部における破壊現象であり、その理解を深める目的で数多くの岩石破壊実験が行われています。本展示では岩石破壊実験のデモンストレーションを行い、アコースティック・エミッション (ミニチュア地震) の波形を観測します。 |
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キッチン火山実験 | Topへ |
※実験のみで展示ポスターはありません、噴火及びカルデラ実験風景をご覧下さい)スナップ写真はこちらから。 噴火はどうして起こるのかな?噴火が起こるとどうなるのかな?身近なものを利用して火山噴火を再現します。噴火を再現してみよう! 噴火を体験してみよう!(秋田大学教育文化学部林研究室との共催です。) |
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地形の立体視(床貼) | Topへ |
東北地方の地形を「プリズムメガネ」「赤青メガネ」で立体的に見てみよう! 「プリズムメガネ」「赤青メガネ」の2種類床貼り展示します。会場で床貼りした展示物の大きさ:約 1.5m× 2m。 |
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ジオパーク・IYPE | Topへ |
地球の不思議に触れる場所、大地の公園「ジオパーク」がもうすぐ日本各地ではじまります。ジオパークとはどんなものか、日本のジオパーク候補地はどんなところなのか紹介します。 | |
地質調査総合センター紹介 | Topへ |