自治体・産総研公開講演会
災害・地盤・汚染リスク対応と地質地盤情報
-地震地下水,関東地下陥没構造,土壌汚染研究と自治体との関わり−
趣旨
地震などの自然災害や環境汚染は,産業活動と住民の生活に大きなダメージをもたらします.特に,産業活動の場が生活の場に変化した時には,地盤の問題や土壌,地下水の問題など,様々な課題の解決が求められており,そのため,住民生活に最も密着した活動を行っている自治体と公設研究所の果たすべき役割は,大変大きなものがあります.一方では,「官から民へ」のかけ声とともに,産業活動や住民生活に関わる様々な検査業務等が民間営利企業に移行しており,それによるトラブルの発生に対する新たな対応も求められているところです.
本公開講演会では,産総研の地震地下水研究,都市域地下陥没構造研究,土壌汚染研究という,自治体現場と密接な関係を伴って進められている研究例をご紹介し,自治体を軸にした協力体制にどのように発展できるか,又,大学研究者や地質コンサルタント事業者とどのような連携をとっていけるのかについて,関係者間での議論を深める場としたいと思います.
概要
日時 | 平成18年1月19日 13:00‐15:00 |
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会場 | 秋葉原コンベンションホール(http://www.akibahall.jp/) 秋葉原ダイビル5F 5A会議室 (地図:http://www.akibahall.jp/data/kotsu.html) |
入場 | 無料.登録は締め切りました. |
主催 | 自治体・産総研地質地盤情報連絡会 |
共催 | 産業技術総合研究所・地質調査総合センター |
お問い合わせ |
プログラム
1 | 地下水・温泉水観測による巨大地震予測 −東海・東南海・南海地震および十勝沖〜根室沖地震を対象として− |
小泉尚嗣 産業技術総合研究所 地質情報研究部門 地震地下水研究グループ |
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2 | 日本海拡大時に形成された 関東平野の埋没ハーフグラーベン群が及ぼす長周期地震動の増幅 |
高橋雅紀 産業技術総合研究所 地質情報研究部門 地球変動史研究グループ |
3 | 自治体と産総研の連携による 自然由来の土壌・地質汚染評価法の開発 |
丸茂克美 産業技術総合研究所 地質情報研究部門 物質循環研究グループ |