火山とともに生きる北の大地-北海道の地質図展-
趣旨
北海道の短い夏、そのまっただなかの8月2日〜4日、札幌市博物館活動センターで「北海道の地質図展」が開催されました。タイトルは「火山とともに生きる北の大地」。開拓の島北海道で、共に地質図幅を作ってきた、北海道立地質研究所(旧地下資源調査所)と地質調査総合センター(旧地質調査所)が半年かけて準備し、共同で企画・開催したものです。
関係機関や学校に配布したポスターや、ラジオ放送での宣伝も手伝って、全道各地からだけでなく関西方面からの来場者もあり、のべ200名を超える盛況となりました。しかし、通常の書店等に出回ることのない地質図類に不満を訴える方も多く、ネット時代の地球科学情報提供へ向けて主催者側も大変勉強になりました。
(上の小さな写真をクリックしていただくと大きな写真と簡単なコメントをご覧いただけます)
概要
日時 | 2002年8月2日(金)〜4日(日)
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場所 | 札幌市博物館活動センター 札幌市中央区北1条西9丁目 リンケージプラザ5階 |
主催 | 産総研 地質調査総合センター 北海道立地質研究所 札幌市博物館活動センター |
私たちのつくる地質図類のなかに、皆さんの社会生活にお役立ていただける情報やヒントを見つけていただけたでしょうか?
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
2000年の有珠山噴火を経験した北海道での開催にちなみ、特に火山や活断層など生活に関連の深い分野に焦点を当てた展示をしたため、来場者自身が暮らしている地域の身近な地質現象に関心が集まりました。
さらに、地質調査や重力・磁気測定の実際から、地質図などの地球科学図を作り上げるまでの過程もわかりやすく解説され、3K仕事の一端を感じていただけたことと思います。