インターネットによる地球科学情報普及に関する国際シンポジウム
- 期間:
- 2002年2月18-19日
- 会場:
- つくば文部科学省研究交流センター
- 主催:
- 産業技術総合研究所
地質調査総合センター
CCOP(東・東南アジア地球科学プログラム調整委員会)
UN-ESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会) - 協力:
- ユネスコ地球科学局
CIFEG(国際地球科学トレーニングセンター)
近年、アジア各国において、国土空間データ基盤整備への要請が高まっている。その中でも、地球科学情報は、学問領域のみならず、産業活動等人間の営み、自然災害・環境問題への対処に重要な知的基盤となりつつある。アジア各国における国民への有用情報の提供、アジア各国間の情報共有によるグローバルな問題への取り組みを推進するため、シンポジウムでは、各国による地質情報整備と管理の状況把握、GIS・インターネットをベースにおいた共通システムの開発、地質情報の標準化を考えたい。
アジア参加機関
- カンボジア 鉱物資源総局
- 中国国土資源省
- インドネシア地質・鉱物資源総局
- 韓国地質資源研究院
- マレーシア鉱物・地球科学局
- モンゴル地質調査センター
- パプアニューギニア鉱山地質調査局
- フィリピン鉱山・地球科学局
- タイ鉱物資源局
- ペトロベトナム、ベトナム地質鉱物局
問い合わせ: 産総研、地質調査情報部内
TEL.0298-61-3606, e-mail gisymp@gsj.jp
プログラム
2002年2月18-19日、つくば、研究交流センター
平成14年2月18日(月) | |
---|---|
9:00 - 9:30 | 参加者登録 |
9:30 - 10:00 | ●開会挨拶: 経済産業省 産業技術環境局 知的基盤課長 小谷泰久 ●シンポジウム開催にあたって: 産総研 地質調査総合センター 地球科学情報研究部門長 加藤碵一 |
10:00 - 11:40 | セッション1.地質情報の普及に関する国際機関の取り組み ●東・東南アジアにおける地質情報管理に関する活動と戦略: CCOP, 事務局長 Chen Shick Pei 氏 ●国連ESCAPによるアジア・太平洋地域の 地球科学問題と情報管理への対応: ESCAP, GIS管理官Cihat H. Basocak 氏 ●地球科学分野におけるユネスコの活動: UNESCO, プログラム専門官 Giuseppe Arduino氏 ●SANGIS(東南アジア地質情報ネットワークシステム)プログラム: CIFEG(国際地球科学トレーニング・交流センター), 情報管理官 Marie Chebance氏 |
13:00 - 17:00 | セッション2.地質情報クリアリングハウス、メタデータ及び インターネットによる情報配信 |
[ヨーロッパの地質情報戦略1] ●地質情報の普及におけるメタデータの役割: ●地球科学用メタデータ・ツールキットの開発: 英国地質調査所(BGS),GIS 室長 John Laxton氏 |
|
[ヨーロッパの地質情報戦略2] ●地質調査所・機関のためのメタデータ: オランダ応用地球科学研究所(TNO-NITG), 地球科学情報専門官 Jan Jellema氏 |
|
●インドネシア鉱物資源総局(講演予定) ●産総研における地質情報クリアリングハウスの設計(仮題): 産総研 地質調査総合センター 村上 裕 氏 ●KIGAMの地質情報マネージメントと文献データベース: 韓国地質資源研究所(KIGAM),Young-In Kim 氏 ●KIGAMのE-commerce計画について: 韓国地質資源研究所(KIGAM),Young-Kwang Yeon 氏 ●マレーシア鉱物地球科学局(講演予定) ●タイ鉱物資源局(講演予定) ●アジア地質情報ネットワークの構築に向けて(仮題):: 産総研 地質調査総合センター 古宇田亮一 氏・金沢康夫 氏 [総合討論] |
|
17:30 - 19:00 | 懇親会 |
平成14年2月19日 (火) | |
---|---|
9:00 - 11:20 | セッション3.GISの利用と地質標準 |
[国内機関の活動1] ●オープン-ソース ソフトを用いた空間データの生成と配信: 大阪市立大学, Venkatesh Raghavan 氏・升本眞二 氏 |
|
[国内機関の活動2] ●空間情報研究・地質研究のためのASTERデータの利用: (財)資源・環境観測解析センター(ERSDAC),丸山裕一氏 |
|
●GISの国土環境モニタリングへの利用-中国黄河デルタ地帯の環境管理: 中国国土資源省,地質調査局 Zhang Jinde 氏 ●中国国土資源省の地質標準: 中国国土資源省情報センター, Zhao Shanren 氏 ●GISとインターネットによる地球科学図配信サービス: KIGAM韓国地質資源研究院,Saro Lee 氏,Young-Kwang Yeon 氏 ●北東アジアの鉱床形成とテクトニックスに関する 国際協力プロジェクトでのインターネットをとおしたGISデータ編集 とインターネット・ウエブによるデータの提供: 産総研 地質調査総合センター 小笠原正継 氏 ほか |
|
11:30 - 12:30 | ポスターセッション ・GIS conception of deep structures of active faults: Itoigawa-Shizuoka Tectonic Line and Nagamachi-Rifu fault cases: Ms. P. Marina, GSJ, AIST ・Outline of International Collaborative Projects on Metallogenesis and Tectonics of Northeast Asia: Dr. M. Ogasawara et al., GSJ, AIST ・Natural disaster map of Eastern Asia: Dr. H. Kato et al., GSJ, AIST ・Urban Geoscientific ATLAS of East and Southeast Asia (DCGM) Phase III: Dr. K. Wakita, GSJ, AIST and DCGM Working Group (確定分のみ) |
13:30-14:00 | [ヨーロッパの地質情報戦略3] ●'Virtual Earth'プロジェクト:インターオペラビリティシステム を目指したBRGM計画: フランス地質鉱物資源局(BRGM), プロジェクトマネージャー, Mr. Francois Robida |
14:00-16:30 | セッション4.アジアの数値地質図と地質情報管理 ●カンボジアの地質情報管理の現状とヴィジョン: カンボジア鉱物資源総局, Chrea Vichett 氏・Sieng Sotham 氏 ●モンゴルの地質図の数値化: モンゴル地質調査センター, Shirbasarin Baasandorj 氏・Baatariin Ochirkhuyag 氏 ●パプアニューギニアの地質情報管理: PNG鉱山地質調査局,Thomas Yetuin 氏・Lawrence Anton 氏 ●フィリピンの地質情報管理と普及(仮題): フィリピン鉱山地球科学局(講演予定): ●ベトナムの地質情報管理と普及(仮題): ペトロベトナム,ベトナム地質鉱物資源局(講演予定) 総合討論 |
16:30-16:40 | 閉会 |