2014年3月4日(火)~2014年6月29日(日)
平成23年3月11日に、東北地方太平沖で国内観測史上最大の地震が発生しました。この地震にともなって巨大な津波が発生し、大きな被害をもたらしました。陸上では、揺れによる家屋の倒壊だけでなく、地盤の液状化による被害も深刻でした。さらに、津波によって運ばれた土砂が、土壌や地下水を汚染するという、それまでに考えられないようなこともおきました。こうした地震による災害の連鎖は、実は“地質学”に大きく関係した現象です。私たちは、東日本大震災でなにが起きたのか、また起きつつあるのか、ということを地質学の目から解き明かし、今後の防災に役立てようとしています。
本特別展では、震災後に産総研の地球科学者が行った研究について、わかりやすく展示します。
※この研究は、平成23年度第三次補正予算「巨大地震・津波災害に伴う複合地質リスク評価」によって行われました。
また、4月19日(日)には、特別展に関連した講演会を地質標本館にて行います。
会期 | 2014年3月4日(火)~2014年6月29日(日) |
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時間 | 午前9時30分~午後16時30分 |
会場 | 地質標本館 1Fホール |
地質標本館 特別講演会
2014.4.19
地質標本館では、科学技術週間のイベントとして、春の特別展に関連した内容の講演会を行います。
皆様のお越しをお待ちしております。
会期 | 2014年4月19日(土)13時30分~15時05分 |
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講演1 | 「巨大地震に伴う地下水のリスク」 講演者:地圏資源環境研究部門 丸井 敦尚 |
講演2 | 「土壌・地下水汚染 -古くて新しい環境問題-」 講演者:地圏資源環境研究部門 張 銘 |
会場 | 地質標本館 1階 映像室 (定員各60名 先着順) |
同時開催 体験イベント『実験で学ぶ、火山と地震』
2014.4.19
地質標本館では、科学技術週間のイベントとして、春の特別展に関連した内容の講演会を行います。
皆様のお越しをお待ちしております。
会期 | 2014年4月19日(土)9時30分~16時 |
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会場 | 地質標本館 |
内容1 | 地盤の違いによる地震の揺れ実験(9時30分~12時、13時~16時) 地表での地震の揺れ方は地震の規模(マグニチュード)や震源からの距離だけでなく、地盤(地下の地層)の影響も強く受けます。地震計を使った実験で地盤の違いによる揺れ方を比べてみましょう。 |
内容2 | シースルー火山で噴火実験
(10時、11時、13時、15時) アナログ実験のマジックで、危険な火山噴火を、規模を縮小して安全に再現します。 身近な素材がマグマに変身。見えないはずの地下をのぞきながら、様々な噴火現象を 体験し、火山を考えてみましょう。 |