GSJ Open-File Report, no. 655 | August 2018 |
Tadashi Nakatsuka and Shigeo Okuma
(Research Institute of Geology and Geoinformation, GSJ, AIST)
目 次 |
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1.は じ め に |
2.AMXS システムの概要と動作環境 |
3.AMXS システム構築手順 |
4.AMSS3ソフトウェアに対する望ましい更新 |
5.AMXS の GUI 動作画面とその構成 |
6.この資料に収容されているファイル |
参 考 文 献 |
我々は,永年にわたって空中磁気探査の研究に従事し, その中でデータ処理・解析の各種プログラムを開発してきた. それらは,すでに概要を学会誌や学術講演会で発表済み [Nakatsuka, 1995; Nakatsuka and Okuma, 2006a, 2006b, 2009a, 2011, 2014a; Nakatsuka et al., 2009b; Okuma et al., 2009c, 2014b; ほか] であるが,それらのソースプログラムを地調研究資料集において公開している.
最近,従前の空中磁気探査のデータ処理解析に関する統一化したプログラム体系 [Nakatsuka, 2009d, 2009e] に対する増補全面改訂版として,地調研究資料集 no.648 "AMSS3: Software system for Aeromagnetic data processing, Grid data manipulation, and Reduction and quantitative interpretation of magnetic anomaly data (3)" [Nakatsuka and Okuma, 2018] を公開した. その中には,磁化構造の 3Dイメージング解析をはじめとする 高度解析処理のプログラム群を新たに収録している.
この空中磁気探査のデータ処理解析のソフトウェア体系は, やや単純な機能を有する個別のプログラムを多数集めたプログラム集の形式 になっている. そのため,何らかの課題・目的に対する実際の処理プロセスは, 一連のプログラム実行処理が必要になるであろう. 個別のプログラムの実使用にあたっては, 処理対象データのファイル名をはじめとする処理のパラメータ値を 会話形式で入力する. その入力処理は,CUI (character user interface) を利用したものとなっており, 場合によってはユーザにとって煩雑なものであるかもしれない. そこで,AMSS3 システム全体にわたる全ての処理解析の実行を,Web(HTML) インターフェイスによる GUI (graphic user interface) 環境で動作させる処理体系 の開発を行った. そのシステムを,AMXS (AeroMagnetic Expert System) と名づけている. この名前は,人工知能を用いた意思決定支援システムを意味するのではなく, 空中磁気探査の専門家がデータ処理解析を行う上での援助として, 数多くのツールの中から必要なものを選んで実施することを便利に行える仕組 を用意するものである. システム内には数多くの各種ツールが存在するので, 空中磁気関係者以外にとっても利用価値があるであろう.
ここでは,AMXS システムの概要と動作環境について述べたのち, この資料集に含まれるソースコード類を利用して AMXSシステムを構築する手順, AMXSシステムの動作画面例とそこでの操作の上で参考となる事項について記し, この資料に含まれるソースコードファイル全体のツリー構造を示す.
AeroMagnetic Expert System (AMXS) は,空中磁気探査の計測データから
そのデータの品質管理・解析処理・磁気異常ソースの解析・解釈に至るデータ処理
の体系として開発した「空中磁気探査ソフトウェアシステム AMSS」の利用を,
GUI (graphic user interface) の環境で便利に利用できる仕組である.
基本的に,GUI として,Web (HTML) インターフェイスを用い,
HTML と Javascript を用いて構成した操作画面から,
Perl言語による CGIスクリプトを介して,AMSS の実行プログラムを呼出す形
になっている.
なお,ここで開発しているAMXSの動作環境では,システム自体が閉鎖系の
ネットワークにのみ接続されることを想定しており,データの保全・保護の観点での
セキュリティ対策は行っておらず,極めて脆弱なシステムである.
従って,そのようなセキュリティ対策が必要な場合は,
慎重な再検討が必要であろう.
その体系の概略は,Fig.1 のようになっている.
この図の AMSS で示された下半分は,
データ処理の実行プログラム自体であり AMSS3 システム体系をそのまま用いる.
図の上半分が,本資料集が対象とする AMXS が担う機能部分であり,
当然のこととして,Webブラウザを介して利用者とのインターフェイスが存在する.
より正確には,CGI部分の一部に C言語ソースで書いた小さなユーティリティが
実行プログラムとして存在し,HTML部分の一部にPNG形式の画像ファイルがあるが,
その詳細は後述のツリー構造ファイル一覧を参照されたい.
なお,AMSS3 システムに含まれるプログラム群は,subprogramライブラリ
'libgm' と各種ユーティリティ 'utils' を除いて,'DPAM'・
'GDMP'・'ANAM'・'ANAMX' の4群に区分され,
それらの個別機能概要は,表1・表2・表3・表4 に示すとおりである.
この HTML-CGI系 が機能するためには, WebサーバとCGIスクリプトのインタープリタが必要となる. 我々の選択では,Linux OS を採用し,Apache Web サーバと Perl言語のCGI を用いている. それらのサービスソフトウェアは,いずれもよく知られたオープンソースの フリーソフトであり,それぞれ GNU public licence と Apache license のもとに 広く配布されている.
表1 DPAM群プログラム
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表2 GDMP群プログラム
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表3 ANAM群プログラム
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表4 ANAMX群プログラム
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ここでは,AMXSシステムの全体を構築する手順を,
我々が実際に行っている方法を例として示す.
現実には,ユーザそれぞれの構築法が可能であるが,
そのバリエーションについては言及しない.
このシステムの構築には,
(1) AMSS3 実行バイナリの生成 および 参照データとマニュアルの設置,
(2) AMXS の HTML文書類 と CGIスクリプトの設置 および
CGIユーティティの実行バイナリ生成,
(3) AMXS 実行環境(Webサービス)設定
が必要となる.
我々は Linux OS のインスト-ルされた PC の
ディレクトリ /home/SHARE
に,AMSS3 のプログラム群を置くように
しており,その配置を,地調研究資料集 no.648 (Nakatsuka and Okuma, 2018) に
収容されているファイルの構造との対比で示すと,ワイルドカード表記も用いて,
以下のようになる.
[Openfile report no.648] [Target Linux machine] [内 容] no0648/*.html /pub/html/man/*.html (マニュアル) no0648/libgm/*.html /pub/html/man/libgm/*.html no0648/libgm/figs/* /pub/html/man/libgm/figs/* no0648/lib/* /home/SHARE/lib/* (プログラムソース) no0648/utils/* /home/SHARE/utils/* no0648/dpam/* /home/SHARE/dpam/* no0648/gdmp/* /home/SHARE/gdmp/* no0648/anam/* /home/SHARE/anam/* no0648/anamx/* /home/SHARE/anamx/* no0648/Tplate/*/* /home/SHARE/Tplate/*/* (テンプレート) no0648/data/ /home/SHARE/data/ (サービスデータ用) --- /home/SHARE/bin/ (実行バイナリ用)
ここに,/home/SHARE/bin
は,
コンパイル後の実行バイナリを置くディレクトリであり,
上記の配置の後に,下記のコマンド実行 (csh環境) の操作を行うと,
その実行バイナリを生成できる.
cd /home/SHARE alias fort gfortran chmod +x */@mkall cd lib ./@mkall cd ../utils ./@mkall cd ../dpam ./@mkall cd ../gdmp ./@mkall cd ../anam ./@mkall cd ../anamx ./@mkallなお,
/home/SHARE/data/
に収容すべきサービスデータについては,
地調研究資料集 no.648 (Nakatsuka and Okuma, 2018) に記載の対応を
行う必要があり,用意されていない日本周辺以外等のデータについて,
適合する書式・ファイル命名規則のデータをユーザが追加することもできる.この報告書に含まれる HTML文書・画像ファイル類・CGIスクリプト ほか のファイルは,以下のように配置する.
[This report] [Target Linux machine] [内 容] no0655/html/AMXS/* /pub/html/AMXS/* (HTML文書ほか) no0655/html/AMXS/forms/* /pub/html/AMXS/forms/* no0655/html/AMXS/progs/* /pub/html/AMXS/progs/* no0655/html/AMXS/fout/ /pub/html/AMXS/fout/ (ワークエリア) no0655/cgi/AMXS/* /pub/cgi/AMXS/* (CGIスクリプト) no0655/cgi/AMXS/bin/* /pub/cgi/AMXS/bin/* (CGI-Utilityバイナリ用) no0655/cgi/AMXS/bin/src/* /pub/cgi/AMXS/bin/src/* (CGI-Utilityソース)
CGIが呼出す小さなユーティリティの実行バイナリは,
ソースの置かれるサブディレクトリ /pub/cgi/AMXS/bin/src
にある
シェルスクリプト @mkall
を実行することにより,
その親ディレクトリ /pub/cgi/AMXS/bin
に生成するが,
その処理の前に 'zlib'
と 'libpng'
の両ライブラリが実装されている必要がある.
上記の HTML文書とCGIスクリプト の配置は,それらファイルへの実アクセスを
行う Webサーバ(Apache)に指示しておく必要があり,その設定ファイル /etc/httpd/conf/httpd.conf
に対して,
DocumentRoot "/pub/html" ScriptAlias /cgi/ "/pub/cgi/"が有効となるように,また それらディレクトリに対する各種設定が Webサービス内容に適した内容となるように 記述の追加または修正を行う.
配置した HTML文書とCGIスクリプトは,ユーザ apache [Webサーバ] が
読み取ることを許容するように アクセス制限の設定を行う必要がある.
また,実行バイナリ および CGIスクリプト(ファイル拡張子が.cgi) は,
ユーザ apache [Webサーバ] が それを実行できるように設定する必要がある.
一般に プログラムのコンパイル処理で出力される実行バイナリはその設定が
済んでいるが,コードを配置しただけの CGIスクリプトに対しては,
"chmod +x *.cgi"
のコマンド実行によって その設定を行う.
AMXS 実行時に使用するデータは,/pub/AMXS/
を親ディレクトリ
とする単一階層のサブディレクトリを置いて その中に収容する.
この親ディレクトリは,ユーザ apache [Webサーバ] が
そこにファイル・ディレクトリの作成・読み書き・削除が行えるように
設定しておく必要がある.
同様に,ディレクトリ /pub/html/AMXS/fout/
も,
AMXS の実行時に Webサーバが 内部的なワークエリアとして用いるので,
ユーザ apache [Webサーバ] が そこにファイルの作成・読み書き・削除を
行えるように設定しておく.
AMSS3 ソフトウェア については,その公開からそれほど長い期間を経ていないが, 若干の「望ましい更新」が認められている. その内容は,各プログラムの目的動作の不良を意味するものではなく,Logファイルへの 出力の間違いや不足の類であるが,一部プログラムのAMXS配下での動作で 表示のリアルタイム性がそがれる状況が 判明している. この点は,長い処理時間を要すると見られる 共役勾配法によるループ処理の プログラムにおいて,AMXS 配下でのリアルタイム表示が停滞し, 処理の進行状況の正しい把握が行えないことを意味する.
この「望ましい更新」の内容は,本報告書の AMSS3patch ディレクトリ内に,
4つのパッチファイルと,4つの簡略メモのテキストファイル として収容してある.
パッチファイルは,ソースプログラムのディレクトリ毎のファイルとなっており,
ソースファイルの数では,合計 35ファイルとなっている.
これらのパッチの適用に当たっては,先ず /home/SHARE/
配下に
ORG
なるディレクトリを作成して,
lib, utils, dpam, gdmp, anam, anamx, Tplate
の各ディレクトリの
オリジナルコピーを ORG
ディレクトリ の下の
同名のサブディレクトリとして作成する.
その後,各パッチファイルに対して,
patch -p0 < (patch filename)を実行すればよい.
左画像は,AMXS起動時の初期画面であり,各種マニュアルと参考データへの
リンクが下段に掲げられているが,中央の [START] ボタンのクリックによって
システムの動作を開始する.
左画像が,AMXS 開始時の画面であり,4つのフレームで構成されているが,
そのうち2フレーム(Frun, Fhid) は内部的な用途のため,
通常は隠れた状態に設定されている.
また,画面の下段が Fbotフレームであり,はじめは空白であるが,
各種操作を行ったときに,操作の詳細を指定する画面に利用されたり,
操作の結果が示される.
表示されている Ftopフレームには,左寄りに動作環境設定やファイルの
Upload/Downloadなどを行うための部分があり,右寄りに実行プログラムの
一覧リストがある.青い三角印の-+の表記は その群の一覧表示の
折畳み/展張 を行い,ANAM群とANAMX群 の一覧は切替えて表示する.
実行プログラムのリスト自体が,各プログラム起動のためのリンクとなっており,
そこをクリックすれば,個別プログラム実行のためのパラメータ設定画面に
移行する.
一連の作業を行うプロジェクトに対して動作ディレクトリを設定するのを
基本に考えており,動作環境の設定として その WorkingDirectory と
プログラムの実行内容を記録する ログファイルの設定を行う.
また,設定した動作ディレクトリへのファイルのUploadや,結果ファイルの
表示,図化ファイル(PostScriptファイル)のグラフィック表示(GSviewによる)
などを行うことができる.
図中の各ボタンについて,[Select], [CreateNew] は 文字どおり,
ディレクトリ・ファイルの選択・新規作成を行い,[Files] はファイル名一覧表示,
[ls -l] は Unixコマンド "ls -l" 相当の表示出力 を行い,[tail] はログファイルの
末尾10行ほどを表示する.
"Download", "Show", "Remove" の下線つき青色文字は,
その上のファイル名欄に指定したファイルに対して,
ダウンロード・テキスト表示・削除の処理を行う.
また,[GSview]ボタンは,図化ファイル(PostScriptファイル)の一覧からファイル
を選択して GSview ソフトウェアによる画面表示を行うものであり,
[FileUpload]ボタンは,アクセス元のPCから処理に用いるファイルを
Uploadするために用いる.
左画像は,個別プログラムの実行パラメータ設定画面の実例からとった2画面
を示し,上側は plmapcプログラム画面で [Data-Range]ボタンを操作したところ,
下側は eimgaプログラム画面で [cal IGRF]ボタンを操作したところ を示している.
それぞれの画面には,上部中央にプログラム名とその簡単な説明があり,
その両端部に 実行プログラム選択に戻る [Back]ボタン と
パラメータ設定内容を白紙に戻す [Clear]ボタンがあり,
青系統の背景色で構成された各種パラメータ設定の作業エリアの下に,
プログラムの実行を指示する [GO]ボタンがある.
各種のパラメータの設定には,ごく一般的な「入力Box」のほかに,
限られた選択肢から選択する セレクトBox・ラジオボタン,ON/OFF または Yes/No
選択に相当する チェックBox が使われている.
また,画面に置かれた 操作ボタン は,パラメータ設定のために有用な情報を
下側の Fbotフレームに表示したり,既存ファイル名一覧を Fbotフレームに表示して
マウス操作でファイル名を選べば その名前を「入力Box」に記入するなどの
便利な機能を実装している.
上側の plmapcプログラム画面の [Data-Range]ボタン操作では,入力データの
格子パラメータと データ値の変域情報が,Fbotフレームに表示され,下側の
eimgaプログラム画面の [cal IGRF]ボタン操作では,FbotフレームにIGRF計算の
Utility画面が示され,緯経度等を入力して [Calc]ボタンをクリックすると,
IGRFの伏角・偏角と全磁力値が計算され,さらに [OK set]ボタンを操作すると,
その伏角・偏角値が,当該パラメータの 入力Box に記入される.
なお,[Select], [Files],[ls -l],[tail -n], [head -n] などのボタンの機能は,実行プログラム選択画面と同様である.
前節に大略を示したように,個別プログラムの実行パラメータ設定の画面には, パラメータ設定を支援するための多様な仕組を用意している. そのうち,簡単な内容のものについてはさらに言及の必要はないであろうが, AMXS システムとして特有の機能と思われるものが いくつか存在する. 前節の例に示された [Data-Range]ボタンの機能 と [cal IGRF]ボタンの機能 についてはすでに述べたが,それらの機能は,それぞれ 17プログラム と 13プログラム に実装されている. 以下では,それ以外の項目について記す.
AMXS システムでは,物理量の2次元分布を格子点データとして扱うことが多く,
その既存のデータに対して,範囲を示すパラメータを扱う局面が多くある.
その範囲を指定する際に,データ自体のカラー表現図などをグラフィック画面に
表示した状態でマウス動作で範囲を指定できるように考慮した Utilityを開発し,
14 のprogramに [Graphic]ボタンから起動できる仕組みを用意した.
この Utilityは,格子点データの陰影つきカラー段彩図で範囲指定するものと,
測線位置データのモノクロ航跡図上で範囲指定するものがあり,両者とも同名の
[Graphic]ボタンから起動する.
上の画像は,その画面例を示しており,既存データベースの磁力データから,
ターゲット領域のデータを切り出すものである.
入力データファイルの設定ののち,[Graphic]ボタンをクリックすると,
右側に示している子画面が現われ,その上でのマウス操作で範囲の選択・調整が
行える.
子画面の [OK]ボタンをクリックすると,その時点の範囲設定情報が
親画面(図中の青楕円部)に転送され,子画面は閉じられる.
上の画像(親画面)には,"Read from Org." の表示のボタンがある. このボタンは,入力データ自体の範囲情報をそのまま取り込むもので, もとの範囲情報に対して正確な相対関係で指定したい場合などに, 取り込んだ後に手修正する形で用いる. このような [Read from ~]形式のボタンが,合わせて 9プログラムに 実装されている.
ほかに,図法展開座標系番号指定の参考として,その一覧図(画像)を 表示する機能([Proj. Inf.]ボタン)が,9個のプログラムに, IGRF の世代番号指定の参考となるその制定の歴史を示す簡略図解の画像を 表示する機能([IGRF Inf.]ボタン)が,4プログラムに 実装されている.
プログラム実行にある程度以上の時間がかかるプログラムの場合,
その実行中から実行終了にかけては,上の画像で示すように,
Ftopフレームにはプログラムからの文字出力の状況を示し,
Fbotフレームでは,黄色の背景色でプログラムが実行中であること,
実行完了時には水色の背景色で実行完了の情報を示す.
実行中には,上辺の [ABORT execution]ボタンをクリックすることにより,
プログラム実行を強制終了させることができる.
実行完了時のこの画面から先に進むには,
水色の背景色のメッセージで示しているように,Ftopフレームの末尾に
ある [OK]ボタン をクリックする必要があり,
プログラム実行が正常に行われたことを確認する.
不幸にして,エラー終了した場合は,[OK]ボタンの直前にエラーの内容が
示されている筈であるので,その内容を確認する必要がある.
このエラー情報は,[OK]ボタンをクリックした後には画面から消え,
ログファイルには,何も記録されない仕様となっているので,
気をつけること.
なお,プログラムの実行開始にあたっては,設定された実行パラメータ値の
簡単な妥当性チェックを行っており,適切でないパラメータを検出すると,
右画像(例)のような警告が Fbotフレームに示されて,その実行開始が抑制される.
プログラムの実行完了を確認すると,画面は「実行プログラムの選択」の画面に
移行する.ここで,処理結果を確認するために,図化出力(PostScriptファイル)の
一覧から選択した図を GSviewソフトウェア を用いて 画面にプレビューしたり,
ログファイルやその他のテキスト形式データを画面表示して確認することができ,
必要なファイルのダウンロード保存を行うこともできる.
なお,GSviewソフトウェア(または相当ソフトウェア)は,Ghostscript
ソフトウェアとともに クライアントマシンの側にインストールされている必要が
ある.
上の画像は,左側が 図化出力ファイル(PostScriptファイル)の一覧から選択して
GSview によるプレビューを表示した例,右側はログファイル(単純Textファイル)を
選択して表示した例である.
同様に,任意のファイルを選択して 下線つき青色文字 "Download" を
クリックすることにより,当該ファイルのダウンロード保存ができる.
この資料に添付の CD-ROM には,HTML文書 (ファイル名拡張子 .html) と CGI Perl スクリプト (ファイル名拡張子 .cgi) を中心とする AMXS システム構築に必要なファイル群と,この研究資料集の内容の電子ファイル が,下記のようなツリー構造で収容してある.
openfile0655.html (Cover page HTML) no0655/ (Directory for all contents except Cover page HTML) | +-- indexE.html (Overview of this report in English) +-- index.html (Overview of this report: This document) +-- fig1.png, fig5-1.png, fig5-2.png, fig5-3.png, | fig5-4.png, fig5-5.png, fig5-6.png, fig5-7.png | (8 PNG images)) +-- html.tgz (TGZ archive of whole 'html' directory) +-- cgi.tgz (TGZ archive of whole 'cgi' directory) +-- AMSS3patch.tgz (TGZ archive of whole 'AMSS3patch' directory) | +-- html/ | | | +-- AMXS/ (Directory for contents of HTML pages of AMXS) | | | +-- index.html (Top page jumping to 'entry.html') | +-- entry.html (AMXS entrance page) | +-- amxs.css (Common style-sheet definition) | +-- gsj.png, aist.png (2 PNG images) | | | +-- forms/ (Directory for HTML to select program, etc.) | | | | | +-- axmain.html, axhid.html, axtop.html, | | | axtop.0.html, axtop.1.html, axtop.2.html, axtop.3.html, | | | axtop.4.html, axtop.5.html, axtop.6.html, axtop.7.html, | | | axtop.8.html, axtop.9.html, nothing.html, blank.html, | | | selcda.html, selcdc.html, igrf.html, proj.html | | | (19 HTML files) | | +-- arrow.png, show.png, hide.png, igrf.png, proj.png | | | (5 PNG images) | | +-- apsetgp.js (1 Javascript file) | | | +-- progs/ (Directory for individual program HTML) | | | | | +-- aaptdp.html, adeqc.html, adeqsc.html, adjlv.html, | | aimgnc.html, aimgsc.html, alog2asc.html, altchg.html, | | altx.html, amagc.html, ameqc.html, ameqsc.html, | | axdeqc.html, bdaq2asc.html, calmas.html, cdeq.html, | | cdeqs.html, cimgnc.html, cimgsc.html, cmag.html, | | cmagf.html, cmeq.html, cmeqs.html, cxdeq.html, | | daq2asc.html, despike.html, dmaq2asc.html, dvcorr.html, | | ecomp.html, edeq.html, edeqs.html, eimga.html, | | eimgd.html, emag.html, emagf.html, emeq.html, | | emeqs.html, exdeq123.html, exdeq4.html, fcomp.html, | | filtadasc.html, fimgsc.html, gadd.html, galtf.html, | | galts.html, genroff.html, ggrid.html, ggrids.html, | | gmerge.html, gojoin.html, govlay.html, gsub.html, | | gtopo.html, gtrf.html, gtrim.html, lcecorr.html, | | nimgnc.html, nimgsc.html, pchkcomp.html, pchkdv.html, | | pchkmag.html, pchkres.html, pframe.html, plamag.html, | | plamagc.html, plimv.html, plimvc.html, plmap.html, | | plmapc.html, plmapcl.html, plmapcs.html, plmapg.html, | | plmapl.html, plmaps.html, plmvarc.html, plsim.html, | | plsimc.html, pltrk.html, plxim.html, plximc.html, | | rearx.html, rpdeqs.html, rpmeqs.html, sel.html, | | seldb.html, seldb2.html, shade.html, tmcfix.html, | | tmcorr.html, txproj.html, xldam.html, xldhg.html, | | xldpn.html, xplmap.html, xplmapc.html, xplmapcs.html, | | xslin.html, xslina.html | | (98 HTML files) | | | +-- fout/ (Internal work area) | | | +-- @memo.txt (Information on 'fout' subdirectory) | +-- cgi/ | | | +-- AMXS/ (Directory for contents of CGI scripts | | and CGI utilities called from CGI) | +-- acqPATHs.pl (Common setting perl script) | +-- caligrf.cgi, complete.cgi, defgp.cgi, defgpdb.cgi, | | defpgp.cgi, dnload.cgi, dnload2.cgi, drange.cgi, | | exabort.cgi, files.cgi, gsview.cgi, head.cgi, | | headdb.cgi, headg.cgi, lslong.cgi, newlog.cgi, | | newlog2.cgi, newwdr.cgi, newwdr2.cgi, psdload.cgi, | | refresh.cgi, refresh1.cgi, remove.cgi, remove2.cgi, | | rmcwd.cgi, rmcwd2.cgi, runprog.cgi, runprog2.cgi, | | runprogx.cgi, selfl.cgi, selfnm.cgi, sellog.cgi, | | selwdr.cgi, setgp.cgi, setgp1.cgi, setgpdb.cgi, | | setgpr.cgi, show.cgi, tail.cgi, upload.cgi, | | upload2.cgi (41 CGI perl scripts) | +-- setgp.par (Parameter data for mkmpng/mktpng utility) | | | +-- bin/ (Direcrtory for CGI utility binaries) | | | +-- src/ (Direcrtory for CGI utility sources) | | | +-- @mkall (Script to build CGIutil binaries) | +-- darea.c, drange.c, igrfidf.c, mkmpng.c, mktpng.c | | (C language sources of CGIutil) | +-- setgp_template.png | (PNG image only for reference) | +-- AMSS3patch/ (Directory for patch files against AMSS3 sources) | | | +-- dpam_201807.patch, anam_201807.patch, anamx_201807.patch | | (3 patch files for source program directories) | +-- dpam_tp_201807.patch (1 patch file for Tplate/dpam_tp directory) | +-- @update-dpam.txt, @update-anam.txt, @update-anamx.txt, | @updateTP-dpam_tp.txt (4 text files of notes on source update) | +-- PDFs/ (Directory for PDF files of this report) | +-- CoverPage.pdf (PDF version of this report - Cover page) +-- English.pdf (PDF version of this report - English part) +-- Japanese.pdf (PDF version of this report - Japanese part)参 考 文 献 [年代順]