昨年度より行われている産総研独自の職員採用試験を受験し，2006年4月1日付で地質情報研究部門地球化学研究グループの一員として採用されました久保田蘭と申します．本年3月まで慶應義塾大学大学院修士課程に在籍し，学部生時代から継続して土壌に関する研究を行ってまいりました．特に修士課程では，地質学的にも植生学的にも特性をもつ八丈島を研究対象地域として，土壌中の元素の地球化学的挙動を明らかにするとともに，土壌−植生間の相互作用について研究を行いました．今後は土壌に関してだけでなく，広い視野をもって様々なことにチャレンジしていきたいと考えています．知識も経験も少なく，これから学ばなければならないことが山積していますが，GSJの一員として恥をかくことのないよう努力してまいりたいと考えておりますので，ご指導よろしくお願いいたします．

　2006年4月1日付で地質情報研究部門火山活動研究グループに配属されました及川輝樹です．今まで手がけた研究は，中部地方の100〜数十万年オーダの火山活動史を構築する研究，飛騨山脈などの火山活動が関与した山脈形成過程の研究，熱年代学やテフロクロノロジーなどを応用したテクトニクスの研究などで，主に火山地域の地質構造発達史を基にした研究を行なってきました．
　地質情報部門では，火山地域の地質図の作成に携わります．今年度は，「熱海」図幅が担当です．火山に限らず，様々なことに興味をもっておりますので皆様とご一緒に研究を進めていきたいと考えております．また，「地質」の普及にも，積極的に取り組みたいと考えていますので色々お声をかけてください．よろしくお願いします．