2006年4月1日付で地質情報研究部門・海洋地質研究グループに研究テーマ型任期付研究員として採用されました井上卓彦と申します．3月まで愛媛大学後期博士課程の学生として，海岸侵食についての研究を進め，堆積物分析や音波探査を用いた沿岸海域における砂質砕屑物の堆積作用や土砂収支について研究してまいりました．
今後はより大きな系である日本周辺海域を対象とし，音波探査を用いた層序学を基本としながら，海底地質図の作成や日本周辺海域の発達史，断層や堆積盆などの構造地質学の要素や海底堆積物の収支などの解釈を加えた研究を行なっていきたいと考えています．まだ研究者として出発したばかりで，研究を進めるにあたり，様々な研究者の方々の協力や議論が必要となると思います．今後ともご指導・ご鞭撻よろしくお願いいたします．
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