GSJニュースレター NO.19 2006/4 |
地質調査情報センター人事異動 | ||||||||||||
4月1日付で,栗本史雄(くりもと ちかお)が地質調査情報センター長に就任しました.尚,佃 栄吉前センター長には,引き続き地質調査総合センター代表として,GSJの活動に携わって頂くことになります.また,同じく4月1日付で,村上 裕前副センター長が地質情報研究部門に異動しました.後任はありません. 栗本新センター長から就任にあたりご挨拶を頂きましたので,掲載いたします. |
||||||||||||
新センター長就任挨拶 −地質調査情報センターの役割− |
||||||||||||
地質調査情報センターは発足2年近くなりますが,昨年度は第2期中期目標期間の第1年目にあたり,新しい体制での本格的な始動の年であったといえます.平成18年度はその活動実績を踏まえて,地質調査総合センターの事務局としての役割を明確にして,活動していく所存です.地質調査情報センターが担う業務は多様で,地質調査企画室,地質情報整備室,地質資料管理室がそれぞれ重要なミッションをもって業務に携わっていますが,ここでは当センターが責任をもって実施するいくつかの重要課題を挙げたいと思います. ひとつは国の知的基盤整備に関わることで,地質情報の整備と公開に関する課題です.情報技術の進展に伴い,地質情報の数値化やインターネットによる提供など,媒体の形態や伝達のスピードが大きく変りつつあります.このような時代に合わせた情報の形態,および媒体の多様化への対応を図り,社会に役立つ地質情報を整備,公開することが緊急の課題です.2点目は産学官連携活動です.自治体との連絡会を継続するとともに,本年度には地質地盤情報協議会を発足させ,産学官連携活動をさらに推進していく予定です.3点目はCCOPを核とした国際研究です.地質調査総合センターの国際的なポテンシャルを高め,特にアジアにおけるイニシアティブをとるために,明確な国際戦略と研究ユニットとの連携が必要と考えます. 地質調査総合センターの各ユニットが研究パフォーマンスを最大限に発揮し,同時に地質調査総合センターとしてその研究成果を社会に明示するため,ユニットとのコミュニケーションを密にしたハブ機能と社会に開いた地質調査総合センターの窓口としての役割を果たしていきたいと考えています. |
||||||||||||
独立行政法人産業技術総合研究所
地質調査総合センター |
|||