GSJニュースレター NO.18 2006/3

第10回「震災対策技術展/自然災害対策技術展」横浜会場
下川 浩一 (地質調査情報センター)


写真:横浜会場における地質調査総合センターの展示ブース.

 震災対策技術展というのは,震災対策に焦点を当てた世界でも唯一の展示会として,平成9年から毎年1月下旬〜2月上旬に,神戸会場と横浜会場で開催されてきた展示会です(主催:(財)神戸国際観光コンベンション協会/(財)神戸市防災安全公社,http://www.exhibitiontech.com/etec/).昨年は9月30日〜10月1日に「震災対策技術展」が新潟で開催されたこともあり,今回は第10回の上記展として,2月2日〜3日に横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)において開催されました.来場者は2日間で9,103名(事務局発表)でした.

 本技術展は,国や地方公共団体の防災関連部署や機関及び建築関連部署や機関,一般企業の施設・防災担当者等を対象に,展示会やセミナー,シンポジウムを行うことにより,震災・災害への備え,震災・災害直後の緊急対応力,及び救援・復旧活動などに関する最新情報を提供するものです.

 マンションの耐震強度偽装などの問題もあって,耐震補強や転倒防止器具関連の展示に関心が集まっており,また,緊急対応の移動通信や非常用備品等の生活に密着した展示も多く見られました. 

 産総研地質調査総合センターでは,「全国主要活断層活動確率地図」と「地下水観測-地震予測精度向上のために-」の,2つのテーマに関するポスターを展示するとともに,来場者に地質調査総合センター及び関連ユニットのパンフレットを配布し,成果の公表と情報発信に努めました.


















 
/↑up / Contents / ニュースレターTop / GSJホーム /

独立行政法人産業技術総合研究所
地質調査総合センター