2005年4月1日付で,若手任期付研究員として活断層研究センター海溝型地震履歴研究チームに配属された藤原 治です.過去に発生した海溝型地震や津波の痕跡を地層の中から見つけ出し,そうした古地震・津波がどういう繰り返し間隔や規模などの特徴を持っているかを研究します.過去の事例を詳しく調べることで,将来の地震・津波の発生予測や,防災・減災への対策に役立つ情報を発信していきます.堆積学や古生物学などフィールドジオロジーを基礎としつつ,津波シミュレーションなどの地球物理や工学分野の研究者とも連携を深めたいと思います.当面は,近い将来に大規模な地震・津波の発生が危惧される南海トラフ周辺を重点的に研究します.
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