メキシコ自治大学でのセミナーの際に立ち寄った，ティオティワカン遺跡のピラミッド上にて(2005年1月) |
2005年4月1日付で活断層研究センターに採用されました加瀬祐子と申します.断層の幾何形状と地震時の破壊過程の複雑さとの関係について,数値計算を基に定量的な考察を行ってきました.活断層研究センターでは,2001年度から産総研特別研究員,2003年度から日本学術振興会特別研究員としてお世話になり,地震動予測のための震源モデル作成にも携わってきました.
今後は,より複雑な断層形状や構成則に対応するための手法開発とともに,断層の活動間隔（数百年〜数千年）から動的破壊過程（数秒〜数十秒）という幅広い時間のスケールでの断層系のふるまいを,断層間相互作用よ考慮して調べていく予定です.地表付近で直に見える地形・地質学的情報と,地震波でみる地震像とを,露運利敵手法で橋渡しできるような研究を目指しています.どうぞよろしくおねがいします. |
