GSJニュースレター NO.10 2005/7 |
アジア・オセアニア地球化学会(AOGS)第2回年会の参加報告
ここでは,この年会の一環で6月23日まで4日間行われた展示に産総研地質調査総合センター(AIST-GSJ)として展示ブース出展した成果を特記したい.近年の大きな国際学会におけるGSJの英語での展示は,2003年に札幌で開催された“IUGG2003”で行った展示物をお手本としてアップデートするような形をとってきた.今回は,テーマ別に5枚の紹介ポスターを地質調査情報センターにて新しく印刷して掲示したこと,最新版のGSJ英文パンフレットを配布したこと,そしてGSJのCD出版物の見本を受付テーブルに並べて(その場での販売はせず)希望者には地質図カタログCDを進呈という3本立ての内容とした.GSJ参加者の約半数の方々に空き時間でのGSJブースのブース番として協力してもらうことができた.アジアで開かれる国際学会という場においてGSJ(その組織としての活動)の良いPRの機会になったと思う.国外からのCD出版物の注文がこれを機会に増加することが期待される. シンガポールという都市国家は,赤道直下に位置して熱帯の気候に置かれているにもかかわらず,多民族国家のメリットを生かして独自の急速な社会的・経済的発展をとげて今日に至り,科学の面でアジアにおける存在を示し始めた状況がAOGS開催に反映されているのだろう.今回はじめてAOGSに参加した私個人の印象であるが,近隣国のタイ・マレーシア・インドネシア・フィリピンなど東南アジアの地球科学研究者たちがもっと多数参加してくるようになれば本当の意味で名称のとおり「アジア・オセアニア」の学会として成熟したものになるのではないかと考えている. |
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独立行政法人産業技術総合研究所
地質調査総合センター |
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