産総研 地質調査総合センターと日本地質学会との共催による「地質情報展2004ちば」が,9月18日(土)〜20日(月)の3日間,千葉市の千葉県立中央博物館において開催され,1600名をこえる市民の方々が会場を訪れました.この催しは,その地域の地質情報をその地域の一般市民のみなさんに知っていただくことと,体験学習イベントで子供たちに地学に親しんでもらうという目的で毎年開催されており,今回で8回目となります.千葉県の地質の生い立ちや、タービダイトを始め、東京低地、デジタル地質図、活構造図、活断層,津波,地熱利用,ヨードや砂利資源,海洋調査,火山,重力,浅間火山の緊急報告など、地質調査総合センターの研究成果の展示のほか,化石のレプリカ作りや石を割る,鳴り砂,堆積実験,水を調べる等の体験コーナーを展開しました.各展示及び体験コーナーでは産総研の職員が説明を行いました.
会場には,新聞広告・ポスターなどによる事前の宣伝やNHKの放送を見て、化石レプリカ作りを目的に訪れた親子連れ,鑑定を求めて化石や岩石を持ち込む人等,さまざまな来場者で賑わいをみせました.来場者へのアンケートには,このような催しを毎年行ってほしい,説明がていねいで良かった等の意見が多数寄せられました.詳細な報告は地質ニュースおよびGSJホームページに掲載される予定です.
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