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GSJニュースレター No.1 2004.10 |
浅間山噴火緊急対応 篠原 宏志 (地質情報研究部門) |
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間火山は,1983年4月以来21年ぶりに,2004年9月1日20時02分ごろ山頂火口から爆発的な噴火をしました.噴火による降灰は,福島県北部太平洋岸までおよび,山頂火口周囲1~2kmでは直径1mを越える岩塊の飛来が確認されています.地質情報研究部門の星住火山活動研究グループ長と石塚火山複合システム研究グループ員が,噴火直後の9月2日未明につくばを出発し,噴火の状況把握と降灰・噴石などを行うと共に,群馬県の防災ヘリからの山頂部観察を行いました.得られた噴石・火山灰などの試料は、緊急に形態・組成などの分析が進められ,噴火を引き起こしたマグマの特徴の把握に努めました.火山ガスSO2の放出量の変化を把握するために,深部地質環境研究センターの風早深層地下水チーム長らは浅間山周囲での遠隔観測を繰り返しています.今後も火山ガス観測を繰り返す他,活動が停滞安定化した後に山頂付近の詳細な地質調査を行い,噴火の経緯やメカニズムなどを明らかにしていく予定です.
(詳細な調査結果についてはhttp://www.gsj.jp/kazan/asama/をご覧ください)
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9月3日朝の火口付近の状況.火口西側からみる.(群馬防災ヘリより:星住英夫撮影)
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