GDMP: グリッドデータ各種操作プログラム
プログラム名 |
機 能 |
sel |
既存グリッドデータから新たにグリッドデータを切り出す.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力(GridDB)ファイル名(*1) (新)地域名ラベル
グリッド位置指定パラメータ(*2) 出力ファイル名 |
|
seldb |
AMDBグリッドデータから新たにグリッドデータを切り出す.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力データ種別(原データ/接合編集データ)
地域名略称 (新)地域名ラベル グリッド位置指定パラメータ(*2)
出力ファイル名 |
|
altx |
標準形式磁気異常グリッドデータファイルにその第2組データとして
もしくはヘッダー情報として記録されている高度情報から,
高度のグリッドデータをとり出す.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力データファイル名(*1)
(新)地域名ラベル 出力データファイル名 |
|
adjlv |
レベル合わせのため,グリッドデータに一定値を加算する.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力データファイル名 グリッドデータ加算値
(新)地域名ラベル 出力データファイル名 |
|
gadd |
2組のグリッドデータを加算して新たなグリッドデータを作成する.
高度値は,入力データ1 のものを出力データにコピーする.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力データ1 ファイル名 入力データ2
ファイル名 (新)地域名ラベル 出力データファイル名 |
|
gsub |
入力データ1 のグリッドデータから 入力データ2 のグリッドデータを減算して
新たなグリッドデータを作成する.
高度値は,入力データ1 のものを出力データにコピーする.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力データ1 ファイル名 入力データ2
ファイル名 (新)地域名ラベル 出力データファイル名 |
|
gtrim |
入力データ に対して,参照データ の未定義データ領域と同じ範囲の
グリッド値を 未定義値に置き換える.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力データファイル名 参照データファイル名
(新)地域名ラベル 出力データファイル名 |
|
govlay |
多数のグリッドデータを,順次スリット入りで重ね合わせてゆき,
新たなグリッドデータを作成する.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 (新)地域名ラベル 図法展開座標系番号(*3)
グリッド位置指定パラメータ(*2) 出力データファイル名
[空行まで任意回数繰返し]
入力データファイル名(*1) |
|
gojoin |
多数のグリッドデータを,一定の遷移ゾーン幅の設定で順次重ね合わせマージ
(後から重ね合る側を優先し,境界領域はその周辺部になる)してゆき,
新たなグリッドデータを作成する.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 (新)地域名ラベル 図法展開座標系番号(*3)
グリッド位置指定パラメータ(*2) 遷移ゾーン幅(km)
出力データファイル名
[空行まで任意回数繰返し]
入力データファイル名(*1) |
|
gmerge |
多数のグリッドデータを,一定の遷移ゾーン幅の設定で順次マージ
(境界領域は 両者の中央)してゆき,新たなグリッドデータを作成する.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 (新)地域名ラベル 図法展開座標系番号(*3)
グリッド位置指定パラメータ(*2) 遷移ゾーン幅(km)
出力データファイル名
[空行まで任意回数繰返し]
入力データファイル名(*1) |
|
txproj |
グリッドデータを別の図法展開座標系に変換(再グリッディング)する.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力データファイル名(*1)
(新)図法展開座標系番号(*3) 出力データファイル名 |
|
gtopo |
DEMデータから地形高度グリッドデータを作成する.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 地域名ラベル 図法展開座標系番号(*3)
グリッド位置指定パラメータ(*2) 出力データファイル名 |
DEMデータは,所定のディレクトリに所定の形式で用意されている必要がある.
|
gtrf |
残差グリッドデータの標準磁場モデルを更新する.(残差の再計算に相当)
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力データファイル名 調査実施年
旧標準磁場モデルの種別と基準年/世代番号
新標準磁場モデルの種別と基準年/世代番号 (新)地域名ラベル
出力データファイル名 |
|
plmap |
与えられたグリッドデータの線画コンター図をA4用紙に描く.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
出力PSファイル名 用紙の向き
[以下は繰返し可能]
コンター間隔(0なら描画省略.そのとき下記パラメータも省略)
描画サイズ指定 整飾内容の指定(*4)
[次組データがあれば]
次データ組へ処理続行/終了の選択 |
|
plmapc |
与えられたグリッドデータのカラー段彩つきコンター図をA4用紙に描く.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
出力PSファイル名 用紙の向き
[以下は繰返し可能]
コンター間隔(0なら描画省略.そのとき下記パラメータも省略)
カラー段彩の中央値 描画サイズ指定 整飾内容の指定(*4)
[次組データがあれば]
次データ組へ処理続行/終了の選択 |
|
plmapg |
与えられたグリッドデータのグレースケール段彩図をA4用紙に描く.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
出力PSファイル名 用紙の向き
[以下は繰返し可能]
段彩間隔(0なら描画省略.そのとき下記パラメータも省略)
段彩の中央値 描画サイズ指定 整飾内容の指定(*4)
[次組データがあれば]
次データ組へ処理続行/終了の選択 |
|
plmaps |
与えられたグリッドデータの陰影付きコンター図をA4用紙に描く.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
出力PSファイル名 用紙の向き
[以下は繰返し可能]
コンター間隔(0なら描画省略.そのとき下記パラメータも省略)
光源の方位角・仰角 鉛直軸スケーリング
描画サイズ指定 整飾内容の指定(*4)
[次組データがあれば]
次データ組へ処理続行/終了の選択 |
|
plmapcs |
与えられたグリッドデータのカラー段彩陰影図をA4用紙に描く.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
出力PSファイル名 用紙の向き
[以下は繰返し可能]
カラー段彩間隔(0なら描画省略.そのとき下記パラメータも省略)
カラー段彩の中央値 光源の方位角・仰角 鉛直軸スケーリング
描画サイズ指定 整飾内容の指定(*4)
[次組データがあれば]
次データ組へ処理続行/終了の選択 |
|
shade |
与えられたグリッドデータの陰影図をA4用紙に描く.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
出力PSファイル名 用紙の向き
[以下は繰返し可能]
このデータ組の描画実行/省略(下記パラメータも省略) の選択
光源の方位角・仰角 鉛直軸スケーリング
描画サイズ指定 整飾内容の指定(*4)
[次組データがあれば]
次データ組へ処理続行/終了の選択 |
|
plmapl |
与えられたグリッドデータの線画コンター図を航跡表示付きでA4用紙に描く.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
入力StdLIN測線データファイル名 出力PSファイル名 用紙の向き
[以下は繰返し可能]
コンター間隔(0なら描画省略.そのとき下記パラメータも省略)
描画サイズ指定 整飾内容の指定(*4)
[次組データがあれば]
次データ組へ処理続行/終了の選択 |
|
plmapcl |
与えられたグリッドデータのカラー段彩つきコンター図を航跡表示付きで
A4用紙に描く.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
入力StdLIN測線データファイル名 出力PSファイル名 用紙の向き
[以下は繰返し可能]
コンター間隔(0なら描画省略.そのとき下記パラメータも省略)
カラー段彩の中央値 描画サイズ指定 整飾内容の指定(*4)
[次組データがあれば]
次データ組へ処理続行/終了の選択 |
|
xplmap |
グリッドデータのコンター図(線画)に,各種の整飾等を施した図面
を作成する.用紙サイズは A4〜B0 の範囲で指定可能. 使用法の詳細は,
別記を参照のこと.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
入力ファイル内データ組番号 OverlayObject記述ファイル名
Caption記述ファイル名 出力PSファイル名 使用用紙の指定
左・下マージン指定 コンター間隔・コンター値文字サイズ
縮尺の逆数 整飾内容の指定(*4)
処理続行/中止の選択(パラメータ設定確認)
IDラベル付加するか否かの選択とそのラベル文字列 |
|
xplmapc |
グリッドデータのカラー段彩つきコンター図に,各種の整飾等を施した図面
を作成する.用紙サイズは A4〜B0 の範囲で指定可能. 使用法の詳細は,
別記を参照のこと.
|
パラメータ入力: |
logファイル名 入力グリッドデータファイル名
入力ファイル内データ組番号 OverlayObject記述ファイル名
Caption記述ファイル名 出力PSファイル名 使用用紙の指定
左・下マージン指定 コンター間隔 カラー段彩の中央値
縮尺の逆数 カラー段彩凡例付加するか否かの選択とその位置・サイズ
整飾内容の指定(*4) 処理続行/中止の選択(パラメータ設定確認)
IDラベル付加するか否かの選択とそのラベル文字列 |
|
(*1) |
入力グリッドデータファイルの観測高度値が未定義のときは,
高度値データを付加. |
(*2) |
グリッド位置指定パラメータには,南西角の北向き・東向き座標値および
メッシュ間隔と点数が含まれる. |
(*3) |
図法展開座標系が UTM でないときは,
原点位置情報データを付加. |
(*4) |
整飾内容の指定には,縮尺バー記入/非記入の選択と記入位置の指定,
緯経度線の記入/非記入の選択(その間隔は自動設定),
海岸線・河川・都道府県境の 記入/非記入の選択 が含まれる. |
グリッドデータファイルの標準形式 v2005
1. 1つのファイルは,1組のグリッドデータまたは複数組のグリッドデータからな
る.但し,複数組のグリッドデータからなるファイルの2組目以降のグリッドデー
タには,利用上の制約があり,次の場合にのみ有効とする.
(1) 第1組目のグリッドデータがある曲面上での物理量の分布を示し,第2組の
グリッドデータがその曲面の高度分布を示す.
(2) 複数組のグリッドデータの羅列(一般に処理の中間結果など)であり,その
値の分布の図化以外には,利用を見込まない.
2. 格子点データの値に使用する単位は,磁力値なら nT,高度なら m,磁化強度
なら 0.01A/m,重力値なら mGal とし,その他の場合もこれらから導かれるも
のを使用することを原則とする.また,格子点データの未定義を示す数値として
は,有効数字が 99999 となる正の値(実データ値の変域に応じて桁移動する)を
用いることを推奨する.
3. グリッドデータファイル上のすべてのレコード(行)の長さは,改行コードを除
いて 80バイト以下とする.また,可能な限り改行コードを除いて 79バイト以下に
することを推奨する.
4. グリッドデータファイル上のデータには,2バイトコード文字(全角文字)を使用
せず,また,改行コード以外の制御コードも含めないものとする.
各組のグリッドデータは,下記のように構成される.
● コメント : 第1ヘッダーの前に任意行数のコメント行をおくことができる.
コメント行は,1行 80バイト以下で,先頭桁を '#' とする.
● 第1ヘッダー(地域名,使用座標系情報) [固定書式]
FORMAT(a8, i4,4x, 2i8, 2i8)
area: 地域名(もしくはデータ種別)を示す 8文字の文字列(先頭は '#' 以外)
nc : 座標系番号:地図投影座標変換サブルーチンで使用する図法番号
0 : 国土調査法に基づく新平面直角座標(ガウスクルィーゲル図法)
1-60 : UTM座標(ガウスクルィーゲル図法,ゾーン番号の 1-60 に対応)
61 : 北極UPS座標(Universal Polar Stereographic Projection)
62 : 南極UPS座標( = 国際極心平射図法 )
65 : UTM座標と同様であるが非標準の中央経線を指定できる
70 : メルカトール図法
71 : ランベルト等角円錐図法(1基本緯線)
72 : ランベルト等角円錐図法(2基本緯線)
100 : ランベルト等積方位図法(楕円体と表面積の等しい球からの投影)
109 : ランベルト等積方位図法(楕円体の長半径を半径とする球から投影)
199 : 緯経度の分単位の値をそのまま km 単位の北・東向き座標値とみなす
この番号は,ベッセル楕円体(東京測地系)に対するものであり,
GRS楕円体(WGS, 世界測地系)に対しては 200 を加算したものとする.
ig, kg : 座標原点の緯度・経度(分単位) [1≦nc≦62 の場合は不要]
i1, i2 : 2つの基本緯線の緯度(分単位) [nc=72 の場合にのみ必要]
各図法とも一般に,座標原点で座標値は X=Y=0 であるが,
UTM座標では,基準点で X=0,Y=500,000(m),
UPS座標では,極で X=Y=2,000,000(m)である.
● 第2ヘッダー(格子位置情報と未定義値,高度) [自由書式]
FORMAT(2i12, 2i6, 2i6, 1x, f7.1, 1x, f7.0) を標準とする.
ixs, iys : データ格子の南西隅の座標値(北向き(X)・東向き(Y),m単位) [整数]
mszx,mszy: 北方向・東方向の格子間隔(m単位) [整数]
mxn, myn : 北方向・東方向の格子点数(両端を含む) [整数]
vnul : 格子点データの値が未定義であることを示すために用いる数値 [実数]
alt : 観測高度値(m単位) [実数]
(値が 0. のときは,観測面の高度分布が第2組のグリッドデータとして
与えられること示し,値が 負(-1.)のときは,高度が未定義であると
みなされる.第2組の高度分布データに対しては無意味であるが,-1.
の値を埋めておくものとする.)
● 格子点データ [自由書式]
FORMAT((f7.1, 9(1x,f7.1))) を標準とする.
全格子点データを,南西隅からはじめて北方向に向う順序(北端まで到達して始めて
すぐ東側の列のデータに移る)で,列記する.
このデータを読みとるプログラムは,
read(10,*) ((f(i,k),i=1,mxn),k=1,myn)
のごとくであるが,書き出すプログラムは,
do 1 k=1,myn
write(10,'((f7.1,9(1x,f7.1)))') (f(i,k),i=1,mxn)
1 continue
のように,列を移る位置で改行しておくことを推奨する.
xplmap/xplmapc 作図プログラムの使用法
<パラメータの指定>
[入出力ファイルの指定]
(1) 作業ディレクトリ名: 以下のファイル名入力では,
このディレクトリを基準としてパス名を指定する.
(2) 入力グリッドデータのファイル名: 先頭カラムから記述する.
(3) データセット順序番号: 順序番号(通常は1)を指定する.
入力データファイルが複数組のグリッドデータからなる場合に,その
先頭組以外のグリッドデータを処理するときに,2以上を指定する.
(4) Overlay Object 記述データのファイル名: 先頭カラムから記述する.
先頭カラムを空白にすると,Overlay Object なし とみなされる.
(5) Caption 記述データのファイル名: 先頭カラムから記述する.
先頭カラムを空白にすると,Caption なし とみなされる.
(6) 出力PSデータのファイル名: 先頭カラムから記述する.
[図化パラメータの指定]
(7) 用紙の指定(AiP/AiL/BiP/BiL [i:4〜0] のいずれか)
(8) 左辺余白(cm単位)
(9) 下辺余白(cm単位)
(10) コンター間隔(Color Grading 間隔の 1/2) [整数]
(11) [XPLMAPのとき] コンター値記入文字サイズ(cm単位) [0.のとき記入しない]
(11) [XPLMAPCのとき] Color Grading の中央値 [整数]
(12) 縮尺率の逆数 (50000. を与えると 5万分の1 の縮尺になる)
(13) Color Grading 凡例の記入の制御(y/n) [XPLMAPCのときのみ]
(13a) [(13)=y のとき] その大きさ(標準サイズに対する拡大率)
(13b) [(13)=y のとき] その記入位置
(13c) [(13)=y のとき] コンター値の単位表示の文字列
(14) 縮尺の記入の制御(y/n)
(14a) [(14)=y のとき] その記入位置
(15) 緯経度線の記入の制御(y/n)
(16) 海岸線の記入の制御(y/n)
(16a) [(16)=y のとき] 河川・湖沼 の記入の制御(y/n)
(16b) [(16)=y のとき] 都道府県境 の記入の制御(y/n)
[各種パラメータの確認]
(17) 作図実行の可否(y/n)
(18) 図左下への識別ラベル記入の制御(y/n)
(18a) [(18)=y のとき] 識別ラベルの文字列
<Overlay Object 記述データの形式>
(a) Object の種類:
1) 点,2) 円,3) 水平な線分,4) 傾いた線分,5) 矩形(水平),6) 直方体,
7) マーク,8) 文字列スタイルの設定,9) 文字列,10) 水平面内の多角形,11) 起
伏のある多角形,12) 緯経度矩形(水平) を指定できる.
各 Object は,一般に物理的意味をもち,水平的な位置ばかりでなく深さの属性
があるので,この記述データには深さ情報が含まれるが,xplmapc 作図プログラム
では,深さ情報は無視される.
(b) 記述方法の一般則:
・ 第1カラムが # の行は,コメント行として無視される.
・ 多角形Object の場合をのぞき,1Object を1行で記述する.多角形Object は,
複数行で構成され,先頭行で指定した頂点数に対する頂点座標を,2行目以降に記
述する.
・ 各Object の記述は,先頭に Object のキーワード,その次に 水平位置の指定に使
用する座標系(文字列スタイルの指定の場合を除く)ではじまり,その後に,各種
の数値データ等が列挙される.(すべて,フリーフォーマット)
・ 各 Object のキーワードは,下記の一覧に示すとおりであるが,小文字を使用して
かまわない.
・ 水平位置指定に使用する座標系は,cvinit ルーチンで使用する図法番号 または *
のいずれかである."*" は,水平位置を 緯度(度,分)と経度(度,分)で表すこと
を意味し,図法番号の場合は,その図法展開の座標系でのkm単位の直角座標値で指
定することを意味する.図法番号を指定する場合には,その座標系は 入力グリッド
データの座標系と一致していなければならない.
・ 列挙する数値データのうちいくつかは,後ろに向かって全部の省略が許される.
省略できる項目は,下記の一覧で [ ] で囲って示してある.
(c) 記述方法の一覧:
0) # (第1カラムが # の行は,コメント行として無視される.)
1) POINT nc xp yp deep size [ icol ]
POINT * id:fim kd:fkm deep size [ icol ]
2) CIRCLE nc xc yc deep radius [ thick icol ityp ]
CIRCLE * id:fim kd:fkm deep radius [ thick icol ityp ]
3) HLINE nc xs ys xt yt deep [ thick icol ityp ]
HLINE * id:fim kd:fkm id:fim kd:fkm deep [ thick icol ityp ]
4) SLINE nc xs ys dps xt yt dpt [ thick icol ityp ]
SLINE * id:fim kd:fkm dps id:fim kd:fkm dpt [ thick icol ityp ]
5) HRECT nc xs ys xt yt deep [ thick icol ityp ]
HRECT * id:fim kd:fkm id:fim kd:fkm deep [ thick icol ityp ]
6) BLOCK nc xs ys xt yt dp1 dp2 [ thick icol ityp ]
BLOCK * id:fim kd:fkm id:fim kd:fkm dp1 dp2 [ thick icol ityp ]
7) MARK nc xp yp mark size [ thick icol ]
MARK * id:fim kd:fkm mark size [ thick icol ]
8) LSTYLE font size [ angle itcol ibcol ]
9) TEXT nc xp yp [ kp text ]
TEXT * id:fim kd:fkm [ kp text ]
10) HPOLYG nc npt deep [ thick icol ityp ] / ( xp , yp , i=1,npt)
HPOLYG * npt deep [ thick icol ityp ] / (id:fim, kd:fkm, i=1,npt)
11) SPOLYG nc npt [ thick icol ityp ] / ( xp , yp , deep, i=1,npt)
SPOLYG * npt [ thick icol ityp ] / (id:fim, kd:fkm, deep, i=1,npt)
12) LRECT nc xs ys xt yt deep [ thick icol ityp ]
LRECT * id:fim kd:fkm id:fim kd:fkm deep [ thick icol ityp ]
(注)
[共通] nc/* : 座標系の選択. * は緯経度値での指定を意味する.
nc の値は,入力グリッドデータの座標系の図法番号と一致してい
なければならない.
xp,xc,xs,xt/yp,yc,ys,yt :
図法番号 nc の座標系におけるkm単位の北向き/東向き座標値.
id:fim/kd:fkm :
緯度/経度 の値を 度:分 の形式で与える. : と 分の値 との
間には空白があってもよいが,度の値 と : との間には空白をおい
てはならない.(分単位のみで指定する場合も 0: を前につける必
要がある.プログラム内では,: の前の整数値を60倍して : の後
の実数値に加算しているだけであるので,南緯・西経の場合には,
度の値 と 分の値 の両方に負符号をつける必要がある.)
npt : 多角形の頂点数(3以上 150以下).
deep,dps,dpt,dp1,dp2 :
m単位の深度値.
size/radius/thick :
cm単位の図上での大きさ/半径/線幅.
icol/ityp :
線またはぬりつぶしの色/線の種別を規定する.線の種別(ityp)
は,0(実線),1(破線),2(点線),3(鎖線) のいずれか.
itcol/ibcol :
文字色/背景色を規定する.
(icol/itcol/ibcol の値は,(-255)〜0 の値でモノクロ濃淡表示,
0〜16777215 の値でカラー表示の指定となり,0 が黒,16777215 と
(-255) が白に対応する.(-255)〜16777215 の範囲外の値を与えると,
icol/itcol に関しては 黒,ibcol(背景色)に関しては 無色透明
が指定されたものとみなされる.)
[MARK] mark : 0 : ○ 2 : □ 4 : △ 6 : ☆ 8 : +
1 : ◎ 3 : ◇ 5 : ▽ 7 : ※ 9 : ×
その他: mark=0, thick=0., icol=0 とみなされる.
但し,0≦mark≦6 のときに,thick=0. を与えると,各マークの
内側が指定された色でぬりつぶされ,◎の場合は,さらに内円の内
側が白でぬりつぶされる.
[LSTYLE] font, size, angle :
使用フォントを指定する3文字以下の文字列(lstyle ルーチンで
使用する形式),文字サイズ(cm単位)と文字列の向き(度単位).
[TEXT] kp : 指定の点と文字列の位置関係を規定する.
0: 左下 1: 右下 2: 中央 を指定の点に合わせる.
text : 前後の空白を除いた文字列(途中の空白は有効).
但し,その文字列の先頭と末尾がともに "(またはともに ' )の
場合は,それらの "(または ' )を除いた文字列になる.(前後
の空白を有効にしたいときに有用)
<Caption 記述データの形式>
第1カラムが #(半角)のとき: コメント行として無視される.
第1カラムが,半角の 空白/ = / # のいずれでもないとき:
第1カラムから,使用フォントを指定する3文字以下の文字列(lstyle ルーチンで
使用する形式)を記述し,そのあとに空白を区切りとして,「文字サイズ(size)・
文字列の向き(angle)・文字色(itcol)・背景色(ibcol)」を指定する.
size は cm単位,angle は度単位.itcol/ibcol の値は,そのまま style ルー
チンに渡され,(-255)〜0 の値でモノクロ濃淡表示,0〜16777215 の値でカラー表
示の指定となる.但し,範囲外の値を与えると,文字色に関しては黒,背景色に関
しては無色透明が指定されたものとみなされる.
angle 以降は,後ろに向かって全部の省略が許され,省略時には,angl=0.,
itcol=0 (黒), ibcol=-999 (無色透明) が有効となる.
第1カラムが =(半角)のとき:
第2カラム以降にフリーフォーマットで,文字の開始位置(コンター図左下の原
点に相対的な位置; X: 右(東)向,Y: 上(北)向)を cm単位で指定する.
第1カラムが 半角空白 のとき:
行頭と行末の空白を除く文字列を,図中に書き込む.但し,その文字列の先頭と
末尾がともに "(またはともに ' )の場合は,それらの "(または ' )を除いた
文字列を書く.文字の位置および形式は,上記で指定されたものが有効となる.
但し,位置指定をはさまずに文字列指定を連続させると,文字サイズの 120%の
改行幅をとって,次の行へ文字列を記入できる.
<xplmap/xplmapc 使用のサンプル>
[キーボード入力データ]
(1) ~/kobe ; ディレクトリ名
(2) amkobe.grd ; 入力グリッドデータファイル名
(3) 1 ; データセット順序番号
(4) kobe.obj ; Overlay Object 記述データのファイル名
(5) kobe.cap ; Caption 記述データのファイル名
(6) amkobe.ps ; 出力PSデータのファイル名
(7) a2l ; 用紙の指定
(8) 5 ; 左辺余白:cm単位
(9) 3 ; 下辺余白:cm単位
(10) 5 ; コンター間隔=整数(カラーのとき 階調幅の 1/2)
(11) -30 ; カラー階調の中央値=整数 [XPLMAPCのとき]
(11) 0.2 ; コンター値記入文字サイズ:cm単位 [XPLMAPのとき]
(12) 200000 ; 縮尺率の逆数
(13) y ; カラー階調凡例記入の制御 [XPLMAPCのときのみ]
(13a) 1 ; 拡大率 [(13)=y のとき]
(13b) 40 3 ; 記入位置 [(13)=y のとき]
(13c) (nT) ; 単位表示 [(13)=y のとき]
(14) y ; 縮尺の記入の制御
(14a) 12 3 ; 記入位置 [(14)=y のとき]
(15) y ; 緯経度線の記入の制御
(16) y ; 海岸線の記入の制御
(16a) n ; 河川・湖沼 の記入の制御 [(16)=y のとき]
(16b) n ; 都道府県境 の記入の制御 [(16)=y のとき]
(17) y ; 作図実行の可否 (パラメータ確認)
(18) y ; 図左下への識別ラベル記入の制御
(18a) KobeAM.map ; 識別ラベルの文字列 [(19)=y のとき]
[Overlay Object 記述データ(例)]
#
lstyle HB 0.7 0. 0 -999
mark * 34:41.2 135:12.0 0 0.3 0. 0
text * 34:41.2 135:12.0 1 "KOBE "
mark * 34: 41.5 135: 30.5 0 0.3 0. 0
text * 34: 41.5 135: 30.5 1 "OSAKA "
mark * 34: 60.6 135: 46.2 0 0.3 0. 0
text * 34: 60.6 135: 46.2 1 " KYOTO"
# Hankyu Kobe-Imadzu-Takarazuka line loop loc.
spolyg 53 33 0.06 0 0
3842.573 544.585 -5 3841.362 544.429 -1 3841.899 544.165 -1
3843.005 543.339 -5 3844.091 542.359 -5 3845.088 540.945 -10
3844.877 536.423 -5 3844.191 532.931 -5 3846.739 533.221 -20
3847.844 532.711 -30 3849.007 532.481 -40 3849.796 532.384 -50
3850.595 531.862 -45 3851.009 532.019 -45 3851.263 531.630 -50
3851.426 531.977 -50 3851.451 532.763 -60 3851.671 533.131 -60
3852.036 533.387 -55 3852.434 534.172 -65 3852.474 535.436 -55
3852.859 536.510 -40 3853.337 537.301 -40 3853.154 538.457 -30
3851.808 540.110 -30 3851.219 540.978 -30 3849.944 541.197 -30
3849.311 541.494 -30 3848.832 542.535 -30 3846.771 543.124 -15
3846.378 543.719 -10 3844.427 543.758 -5 3843.406 544.499 -5
[Caption 記述データ(例)]
#
TBO 2. 0. 0 2047
= 3. 23.
IGRF Residuals
#
TB 1. 0. 0 -255
= 26. 8.5
Flown in December, 1995
Average Line Spacing: 300m
#
HO 0.75 0. 0 -255
= 26. 5.
Flying Altitude:
" 300m above Ground Envelope"
Reduction Surface of this Map:
" 200m upward Smoothed surface"
" above the actual flight level"