DPAM: 空中磁気探査収録データ処理関係プログラム

目 次
alog2asc     despike     ggrid pchkdv xslin / xslina 各種測線データ形式
xldam dvcorr ggrids pchkmag alog2asc出力data形式      StdLIN測線データ形式
xldpn ecomp pframe     pchkres 定点磁力データ形式  DPAM測線データ形式
xldhg fcomp pltrk pchkcomp     測線情報データ書式      HGAM空中磁気データ
 
プログラム名機  能
alog2asc AIRLOGS バイナリーデータファイルを ASCII 形式ファイルに変換する.
          パラメータ入力: logファイル名
入力(binary)ファイル名
出力(ASCII)ファイル名
xldam alog2ascによるASCII生データから, 測線区間の切り出しとリアルタイムGPS測位データによる位置データ補間 および それに基づくIGRF残差計算を行って, DPAM測線データファイルを作成する.
          パラメータ入力: logファイル名
測線情報データファイル名
出力DPAM測線データファイル名
調査実施年
IGRF世代番号
入力データ間引き間隔(1〜N)
入力のASCII生データのファイル名は, 測線情報データファイルで指定する.
xldpn alog2ascによるASCII生データと PostNav処理GPS測位データから, 測線区間の切り出しと位置データ補間 およびそれに基づくIGRF残差計算を行って, DPAM測線データファイルを作成する.
          パラメータ入力: logファイル名
測線情報データファイル名
出力DPAM測線データファイル名
調査実施年
IGRF世代番号
入力データ間引き間隔(1〜N)
入力のASCII生データ および PostNav処理結果のGPS測位データ のファイル名は, 測線情報データファイルで指定する.
xldhg バード式ヘリボーン空中磁気傾度探査における HGAMバード磁気データ,リアルタイムGPSまたはPostNav処理 のGPS測位データ定点観測磁力値データ から,測線区間の切り出し, 日変化補正,位置データ補間 および それに基づくIGRF残差計算を行って, DPAM測線データ類似形式の HGAM測線データファイル を作成する.
          パラメータ入力: logファイル名
測線情報データファイル名
GPSデータ種別:0(PNAV-DGPS)/1(Real-time)
入力GSmagデータファイル名
出力DPAM測線データファイル名
調査実施年
IGRF世代番号
磁力計2センサー高度差(m)
入力データ間引き間隔(1〜N)
入力のASCII生データ および GPS測位データ のファイル名は, 測線情報データファイルで指定する.
despike DPAM測線データの磁力値スパイクノイズを除去する.
          パラメータ入力: logファイル名
入力DPAM測線データファイル名
出力DPAM測線データファイル名
dvcorr DPAM測線データに対して 定点観測磁力値データによる日変化補正を行う.
          パラメータ入力: logファイル名
入力DPAM測線データファイル名
入力GSmagデータファイル名
出力DPAM測線データファイル名
ecomp CompBox飛行データ(DPAM測線データ)を用い, CompBox飛行データ自体に対する機体磁気補償処理を行う(テスト用).
          パラメータ入力: logファイル名
CompBox飛行の入力DPAM測線データファイル名
出力DPAM測線データファイル名
fcomp CompBox飛行データ(DPAM測線データ)を用いて, 調査飛行データ(DPAM測線データ)に対する機体磁気補償処理を行う.
          パラメータ入力: logファイル名
CompBox飛行DPAM測線データファイル名
調査飛行DPAM測線データファイル名
出力(調査飛行) DPAM測線データファイル名
ggrid DPAM測線データまたは相当データから磁力値格子点データを Smith and Wessel [1990] の方法で作成する.
          パラメータ入力: logファイル名
入力AM測線データのファイルタイプ(*1)
入力データファイル名
緯経度値の測地系(=WGS(1)/東京系(2) の別)
[一般 random file のとき] データ形式パラメータ(*2)
データ有効化半径(km)
調査地域名(gridデータにつけるラベル名)
図法展開座標系番号
グリッド位置指定各種パラメータ(*3)
出力gridファイル名
ggrids DPAM測線データまたは相当データから磁力値と標高の格子点データを Smith and Wessel [1990] の方法で作成する.
          パラメータ入力: logファイル名
入力AM測線データのファイルタイプ(*1)
入力データファイル名
緯経度値の測地系(=WGS(1)/東京系(2) の別)
[WGS(1) のとき] 高度値の基準系(=GRS(1)/Geoid(2) の別)
[一般 random file のとき] データ形式パラメータ(*2)
データ有効化半径(km)
調査地域名(gridデータにつけるラベル名)
図法展開座標系番号(NC)
[NC≧200 のとき] 出力高度値の基準系(=GRS(1)/Geoid(2) の別)
グリッド位置指定各種パラメータ(*3)
出力gridファイル名
pframe 空中磁気探査データ処理の座標値設定を容易にするための白地図の作成.
          パラメータ入力: logファイル名
出力PSファイル名
調査地域名
図法展開座標系番号
緯度経度範囲
作図パラメータ
pltrk DPAM測線データまたは相当データから航跡図を図化する.
          パラメータ入力: logファイル名
入力AM測線データのファイルタイプ(*1)
入力AM測線データファイル名
緯経度値の測地系(=WGS(1)/東京系(2) の別)
[一般 random file のとき] データ形式パラメータ(*2)
出力PSファイル名
調査地域名
図法展開座標系番号
作図範囲座標の指定
各種作図パラメータ
pchkdv 定点観測磁力値データをグラフに図化する.(データ検査用)
          パラメータ入力: logファイル名
入力GSmagデータファイル名
出力PSファイル名
pchkmag DPAM測線データ/HGAM測線データの全磁力値プロファイルを黒で図化する. (データ検査用)
          パラメータ入力: logファイル名
データタイプ(0:DPAM, 1:HGAM(1st), 2:HGAM(2nd) の別)
入力DPAM/HGAM測線データファイル名
出力PSファイル名
pchkres DPAM測線データ/HGAM測線データのIGRF残差(または差分)もしくは StdLIN測線データの残差磁力値のプロファイルを青で図化する.(データ検査用)
          パラメータ入力: logファイル名
データタイプ(0:DPAM, 1-3:HGAM(1st/2nd/diff), 4:StdLIN の別)
入力DPAM/HGAM/StdLIN測線データファイル名
出力PSファイル名
pchkcomp 機体磁気補償処理(ecomp, fcomp)の出力結果に対し,処理の 前/後 の IGRF残差プロファイルを 青/赤 で重ねて図化する.(データ検査用)
          パラメータ入力: logファイル名
入力DPAM測線データファイル名
出力PSファイル名
xslin 各種形式の測線データStdLIN測線データファイル形式に変換する.
          パラメータ入力: logファイル名
入力AM測線データのファイルタイプ(*1)
入力データファイル名
入力データ緯経度値の測地系(=WGS(1)/東京系(2) の別)
[WGS(1) のとき] 高度値の基準系(=GRS(1)/Geoid(2) の別)
[一般 random file のとき] データ形式パラメータ(*2)
出力StdLIN測線データファイル名
出力データ緯経度値の測地系(=WGS(1)/東京系(2) の別)
[WGS(1) のとき] 高度値の基準系(=GRS(1)/Geoid(2) の別)
xslina DPAM測線データから平滑化再サンプリングして StdLIN測線データ形式のファイルを作成する.
          パラメータ入力: logファイル名
入力DPAM測線データファイル名
入力データ緯経度値の測地系(=WGS(1)/東京系(2) の別)
[WGS(1) のとき] 高度値の基準系(=GRS(1)/Geoid(2) の別)
平滑化再サンプリングの時間間隔(秒)
出力StdLIN測線データファイル名
出力データ緯経度値の測地系(=WGS(1)/東京系(2) の別)
[WGS(1) のとき] 高度値の基準系(=GRS(1)/Geoid(2) の別)
(*1) AM測線データのファイルタイプは,1: DPAM測線データ形式, 2: AMDB-GSJ測線データ形式,3: AMDB-NEDO測線データ形式, 4: StdLINデータ形式,0: 一般 random file 形式 のいずれかである.
(一般 random file 形式では,その詳細を データ形式パラメータ(*2) で指定する.)
(*2) データ形式パラメータは,緯度・経度が 分単位(1)/度単位(2) の いずれで与えられているか,緯度・経度 および 高度(m単位)・磁力値(nT単位) の値が,free format データのそれぞれ何番目に置かれているか を指定する.
(*3) グリッド位置指定パラメータには,南西角の北向き・東向き座標値と, 北および東に向ってそれぞれのメッシュ間隔と点数が含まれる.


alog2asc による 出力ASCIIデータ形式(例)

//alog2asc v.2003-11-26 by T. Nakatsuka
//InputDataFilename: 030215_132849.B00
/AlogVersion 2.0200
/DateTime: 20030215 13:28:50.07  (JulianDay:  46)
/Date: 2003 - 02 - 15
/Time: 13 : 28 : 50+0.060
/SensorType: 0(Cesium)
/Flight#:  0
/CyclingInterval:  0.050 sec
/Analog0: slope=    1.000, offset=    0.000
/Analog1: slope=    1.000, offset=    0.000
/Analog2: slope=    1.000, offset=    0.000
/Analog3: slope=    1.000, offset=    0.000
/Analog4: slope=    1.000, offset=    0.000
/Analog5: slope=    1.000, offset=    0.000
/Analog6: slope=    1.000, offset=    0.000
/Analog7: slope=    1.000, offset=    0.000
/   FID     SYSTIME      t200       MAG     FGx     FGy     FGz    Ralt    Balt     AD6     AD7     AD8      UTC       LAT        LON     ALT  Q  N
  911.7 13:28:50.07   757.842 46654.164  -3.838   2.534  -0.757  -1.255  -0.010  -0.654   0.000   0.000  4.51931  35.25182  136.92375   16.85  1  7
  911.8 13:28:50.13   757.877 46654.270  -3.838   2.532  -0.771  -1.230  -0.010  -0.635   0.000   0.000   *         *          *          *    *  *
  911.9 13:28:50.24   758.003 46654.295  -3.833   2.534  -0.781  -1.216  -0.010  -0.635   0.000   0.000   *         *          *          *    *  *
  912.0 13:28:50.29   758.027 46654.358  -3.833   2.532  -0.752  -1.245  -0.005  -0.625   0.000   0.000  4.51944  35.25182  136.92375   16.86  1  7
  912.1 13:28:50.40   758.164 46654.469  -3.843   2.534  -0.771  -1.216  -0.005  -0.635   0.000   0.000   *         *          *          *    *  *
     .......

定点観測磁力値データの形式(例)

/Base:  46490               ← 基準磁力値(一般に静穏日の夜間値) (*)
/Date: 20030215             ← 日付(第7カラム以降に yyyymmdd 形式の8桁)(*)
130008 464795
130023 464802
130038 464795
130053 464803
130108 464805               ← 定点磁力計収録データそのまま.
130123 464807               ← HHMMSS の6桁, 1桁スペース, 6桁磁力値(0.1nT単位)
130138 464806
130153 464805
   .......
        (*) 基準磁力値, 日付 の指定は,ファイル途中に指定されると
            その位置から後ろに向って有効となる.

GPS測位データ形式(リアルタイムGPS または PostNav DGPS) (例)

   03:51:11.000 35.096095 137.635373 983.83
   03:51:12.000 35.096319 137.635368 985.57
   03:51:13.000 35.096544 137.635363 987.19
        .......
  05:14:46.00  36.440488  138.535838  1408.51
  05:14:47.00  36.440488  138.535838  1408.50
  05:14:48.00  36.440488  138.535838  1408.47
        .......
     すべての行は,フリーフォーマットのGPS位置データであり,UTC時刻,
       緯度(度単位),経度(度単位),高度(m単位) で構成される.
       UTC時刻は,"HH:MM:SS.tt" の形式でなければならない.

測線情報データファイルの書式(例)

=030217f1.asc  030217f1.pnav
220      095250 100100
210      100330 101000
200      101210 101950
     .......
140      111210 112050
130      112340 113120
=030217f2.asc  030217f2.pnav
120      121300 122010
110      122235 122840
100      123105 123850
     .......
        先頭桁が,'=' の行は,データファイルの指定を示し,ASCII生データと
          GPS測位データ(通常はPostNav処理結果)の両ファイル名を与える.
          (xldam に対しては,測位データファイル名はなくてよい.)
        それ以外は,個別の測線情報データであり,行頭から,
          測線名,開始/終了時刻(hhmmss.tt の形式,通常 .tt は省略.)を,
          空白を区切りとして並べる.


各種測線データファイルの形式

 測線データファイル形式(AM Line data type)には,
  1) DPAM測線データファイル(DPAM Line data)
  2) GSJ測線データファイル(AMDB-GSJ line data)
  3) NEDO統合測線データファイル(AMDB-NEDO line data)
  4) 標準測線データファイル(StdLIN data)
  0) 一般ランダム点データ(generic random point data)
のバリエーションがある.
 2 および 3 のデータ形式では,原則的に,緯経度値は世界測地系での値を 高度値は
ジオイドからの標高を用いる.しかし,その他の形式では 測地系・高度基準とも規定
されておらず,そのデータの利用にあたっては測地系等の種別を指定する必要がある.
 また,0 は一般的な非固定フォ−マットのデータファイルを扱うための形式であり,
緯経度値の単位や各データの配列順をも指定する必要がある.そのときデータ行は数値
データのみで構成されている必要があるが,特例として ":" は空白と同等のデータの欄
区切りとみなされる.
 なお,いずれの場合も,(測線を構成する)個別点データは 1点/1行 のデータであり,
その先頭欄は 空白(もしくは数値先頭桁) である.また,測線の区切りや属性情報を
示す測線開始指示行は,先頭欄が "&", "#" または "%" となっており,その他のコメ
ント情報として,先頭欄が "#" の行が ファイル先頭に置かれることがある.
(従って,先頭欄が "#", "&", "%" の行を無視すると,点データの羅列となる.)

StdLIN測線データファイルの形式(例)

# Areaname: Kobe-Kyoto
# Survey Date: 1995.12.07-12.27
&A-01
 2079.0222N  8116.2764E   277.8m   -45.1nT
 2079.0405N  8116.3164E   278.5m   -44.6nT
 2079.0588N  8116.3564E   279.1m   -44.4nT
        .......
 2087.3958N  8134.2559E   275.4m   -48.3nT
 2087.4158N  8134.2964E   275.4m   -53.6nT
&    C-2r
 2088.2712N  8134.3799E   279.1m   -44.9nT
 2088.2563N  8134.3384E   279.3m   -40.8nT
 2088.2407N  8134.2964E   279.6m   -40.1nT
        .......
     先頭桁が,'#' の行は,単なるコメント行であり,通常,ファイルの先頭にのみ
       置かれる.(一連の個別点データ(測線データ)の途中に,置いてはならない.)
     先頭桁が,'&' または '%' の行は測線の開始を示す.
       第2〜9桁に,測線名を記述する.それ以外の記述内容とその形式に制約は
       設けない.(開始時刻や含まれる測点数などを記述する場合が多い.)
       ファイルの末尾に,含まれる測点数が 0 の測線を表示して,データの末尾を
       明示する場合がある.
     それ以外は,個別の点データであり,緯度(分単位)・経度(分単位)・高度(m単位)
       ・残差磁力値(nT単位)の値が,
          format(f10.4, 1hN, f11.4, 1hE, f8.1, 1hm, f8.1, 2hnT)
       の形式(計42桁)で入っている.

DPAM測線データファイルの形式(例)

# Areaname: Ootoge
# Survey Date: 2003.02.17
&220        95250.00 100100.00
 4188.6 20030217  95250.02  3  35.08857  137.71223 1033.2 46445.27   -50.13  -3.535   2.783   1.099   3170.02
 4188.7 20030217  95250.09  3  35.08859  137.71223 1033.3 46445.02   -50.39  -3.525   2.783   1.108   3170.09
 4188.8 20030217  95250.17  3  35.08860  137.71223 1033.3 46445.90   -49.51  -3.545   2.781   1.084   3170.17
        .......
 4946.6 20030217 100059.89  3  35.20598  137.71225 1258.3 46440.41  -115.48  -3.560   2.891   0.713   3659.89
 4946.7 20030217 100059.95  3  35.20598  137.71225 1258.3 46439.93  -115.95  -3.555   2.874   0.708   3659.95
&210       100330.00 101000.00
 5177.8 20030217 100330.09  3  35.20476  137.70676 1247.5 46418.68  -138.34  -3.281  -3.225  -0.249   3810.09
 5177.9 20030217 100330.19  3  35.20473  137.70676 1247.4 46418.48  -138.52  -3.296  -3.230  -0.273   3810.19
 5178.0 20030217 100330.29  3  35.20470  137.70677 1247.3 46418.52  -138.47  -3.286  -3.210  -0.288   3810.29
        .......
     先頭桁が,'#' の行は,単なるコメント行であり,通常ファイルの先頭にのみ
       置かれる.(一連の個別点データ(測線データ)の途中に,置いてはならない.)
     先頭桁が,'&' または '%' の行は測線の開始を示し,測線名 と 開始/終了
       時刻が記述される.時刻は,HHMMSS.tt 形式の 倍精度実数値.
     それ以外は,個別の点データであり,
           1) Fiducial number, 2) Date (yyyymmdd), 3) Time (HHMMSS.tt), 
           4) データ種別(*), 5) 緯度(Deg.), 6) 経度(Deg.), 7) 高度(m), 
           8) 磁力値(nT), 9) IGRF残差値(nT), 10-12) Fluxgate 3成分値(V), 
           13) UTC秒数(JST 9時以前は負) が,
          format(f7.1, 1x,i8, 1x,f9.2, 1x,i2, 1x,f9.5, 1x,f10.5, 1x,f6.1,
         *       2(1x,f8.2), 3(1x,f7.3), 1x,f9.2)
       の形式(計109桁+改行コード)で入っている.
       ecomp, fcomp の出力では,さらに続いて '(4(1x,f8.2))' 形式で,
           14) 補正前残差値(tres), 15) 機体磁気補正量(corr), 
           16) ランダム成分値(rand), 17) リニアトレンド分(trend) 
       の各データ [tres = corr + rand + trend] が入る.
       (*) ここに,データ種別(k) の意味は次のとおりである.
            k = 4〜7 :   5) 緯度, 6) 経度, 7) 高度 が RealTimeGPS による
            k = 0〜3 :   5) 緯度, 6) 経度, 7) 高度 が PostNav処理 による
            k = 2,3,6,7 :   8) 磁力値, 9) IGRF残差値 とも 日変化が未補正
            k = 0,1,4,5 :   8) 磁力値, 9) IGRF残差値 とも 日変化補正済
            k = 1,3,5,7 :   8) 磁力値, 9) IGRF残差値 とも 機体磁気が未補償
            k = 0,2,4,6 :   8) 磁力値, 9) IGRF残差値 とも 機体磁気補償済

HGAMバード磁気データ および HGAM測線データファイル の形式(例)

  <HGAMバード磁気データ>
        .......
 20051012 09:14:51.10  99999.99  46949.90
 20051012 09:14:51.20  99999.99  46949.89
 20051012 09:14:51.30  99999.99  46949.85
 20051012 09:14:51.40  46781.33  46949.85
 20051012 09:14:51.50  99999.99  46949.79
 20051012 09:14:51.60  99999.99  46949.77
 20051012 09:14:51.70  46795.16  46949.70
 20051012 09:14:51.80  46850.40  46949.78
 20051012 09:14:51.90  46851.73  46949.73
 20051012 09:14:52.00  46851.76  46949.70
        .......
     各データは,Date (yyyymmdd), Time (HH:MM:SS.tt),
       第1センサ全磁力値(nT), 第2センサ全磁力値(nT) が
          format(1x, i8, 1x, i2,1h:,i2,1h:,f5.2, 1x, f9.1, 1x, f9.1)
       の形式(計41桁+改行コード)で入っている.
  <HGAM測線データファイル>
&F13       142618.00 152530.00
 189303 20051012 142618.00 82  36.43241  138.42609 2285.5 46934.03   -58.27 46936.09   -56.09    -2.06
 189304 20051012 142618.10 82  36.43238  138.42610 2285.4 46934.69   -57.58 46936.12   -56.03    -1.43
 189305 20051012 142618.20 82  36.43235  138.42612 2285.4 46935.28   -56.97 46936.75   -55.38    -1.47
        .......
 224821 20051012 152529.80 82  36.42001  138.58405 2700.9 47043.23   112.45 47048.76   118.09    -5.53
 224822 20051012 152529.90 82  36.42004  138.58408 2700.4 47043.27   112.47 47048.77   118.09    -5.50
 224823 20051012 152530.00 82  36.42006  138.58409 2699.9 47042.84   112.02 47048.52   117.81    -5.67
&F23a      125215.00 130130.00
 138808 20051013 125215.00 82  36.40794  138.52861 2771.7 47531.58   593.48 47536.52   598.54    -4.94
 138809 20051013 125215.10 82  36.40793  138.52858 2772.0 47531.73   593.64 47536.70   598.73    -4.98
 138810 20051013 125215.20 82  36.40791  138.52856 2772.3 47531.83   593.75 47536.73   598.77    -4.90
 138811 20051013 125215.30 82  36.40790  138.52853 2772.6 47531.95   593.87 47536.86   598.90    -4.91
        .......
     先頭桁が,'&' の行は測線の開始を示し,測線名 と 開始/終了時刻が
       記述される.時刻は,HHMMSS.tt 形式の 倍精度実数値.
     それ以外は,個別の点データであり,
           1) Fiducial number, 2) Date (yyyymmdd), 3) Time (HHMMSS.tt), 
           4) データ種別(82) [傾度測定HGAM測線データ]
           5) 緯度(Deg.), 6) 経度(Deg.), 7) 高度(m), 
           8) 磁力値1(nT), 9) IGRF残差値1(nT), 10) 磁力値2(nT), 
           11) IGRF残差値2(nT), 12) 磁力値差(磁力値1−磁力値2)(nT) が,
             format(i7, 1x,i8, 1x,f9.2, 1x,i2, 1x,f9.5, 1x,f10.5, 1x,f6.1,
            *       5(1x,f8.2))
         の形式(計102桁+改行コード)で入っている.
     このデータは,DPAM測線データファイルの 1変種の形態をとっており,磁力値1
       を扱う場合は,DPAM測線データと同様に取り扱うことができる.磁力値2 を扱
       う場合には,一般ランダム点データとして処理すればよい.

AMDB-GSJ測線データファイル

 GSJのディジタルデータ処理による測線データファイルは,先頭1行の地域名ヘッダ ー行のあとに,測線データブロックが複数回繰り返す形式となっている.測線データ ブロックは,『測線名とその測線に含まれる測点数(npt)を示す測線ヘ ッダー行と,それに続く npt行の測点データ』で構成される.各行のデ ータ形式は次のとおりである.
呼称
位置
桁数
形式
内 容
(地域名ヘッダー行) 
-02 A2固定文字列 ‘##
-22 2X(空白)
area48 A8地域名
year128 F8.2調査実施基準年(DGRF残差計算の基準に用いた年)
high206 F6.0飛行高度(ft単位)
-262 A2固定文字列‘ft
(測線ヘッダー行) 
-02 A2固定文字列 ‘#
lnam28 A8測線名(左詰め)
npt106 I6測線に含まれる測点数
(測点データ行)   (npt回くり返し)
isec08 I8秒単位の時刻(日時分秒を秒単位に換算)
alat89 F9.3緯度(分単位,世界測地系)
alon179 F9.3経度(分単位,世界測地系)
tres268 F8.1補正後DGRF残差磁力値(nT単位)


AMDB-NEDO測線データファイル

 NEDOのキュリー点法調査の統合測線データファイルは,先頭1行の地域名ヘッダー行 のあとに,測線データブロックが複数回繰り返す形式となっている.測線データブロッ クは,『測線名とその測線に含まれる測点数(npt)を示す測線ヘッダー行 と,それに続く npt行の測点データ』で構成される.各行のデータ形式 は次のとおりである.
呼称
位置
桁数
形式
内 容
(地域名ヘッダー行) 
-02 A2固定文字列 ‘##
-28 A8固定文字列 ‘  NEDO  
area108 A8地域名(kyushu / tohoku / hokkaido / chubu / kanto / chugoku
(測線ヘッダー行) 
-02 A2固定文字列 ‘#
lnam28 A8測線名(右詰め)
npt106 I6測線に含まれる測点数
(測点データ行)   (npt回くり返し)
ifid08 I8単なるデータ連番
isec86 I6秒単位の時刻
alat149 F9.3緯度(分単位,世界測地系)
alon239 F9.3経度(分単位,世界測地系)
tair328 F8.1空中磁力測定値(nT単位)
tmdv408 F8.1日変化磁力測定値(nT単位)
tcor488 F8.1補正後空中磁力値(nT単位)
tres568 F8.1補正後DGRF残差磁力値(nT単位)
irad645 I5電波高度値(ft単位)
ibar695 I5気圧高度値(ft単位)