2003年4月9日の三宅島ヘリ観測 小栗和清 立川の東京消防庁航空隊より東京消防庁ヘリ「かもめ」にて. 同乗者:東大地震研の孫さん、吉本さん、気象庁の舟崎さんともう一名 行程:立川防災施設9:50離陸 三宅島10:40孫さん降機、雄山火口観測 11:20三宅島空域離脱 11:40新島空港着陸 給油・昼食 13:00新島空港離陸 (空港にて待機) COSPEC観測.孫さん再搭乗 14:45新島空港着陸 給油 15:25新島空港離陸 16:20立川防災施設帰着 天候:晴れ.三宅島上空の風,300°,35knot.波は高い. 噴煙はカルデラ直上で700-800mの雲のため確認できない. 孫さん降機のため着陸した三宅空港付近で弱いガス臭を感じた. 風が強く,カルデラ内は噴煙が立ちこめて見通しは悪く主火口はほとんど見えなかっ た.青白いガスも確認できなかった.スオウ穴は茶色く濁っていた.前日の雨の影響か. カルデラ壁のスオウ穴西側にあった出っ張りが3/20,17:56に崩壊したらしく,その 崩落した岩屑が火口底の池をいくらか埋めていた.東側の池は赤く,南側青黒かった. (ハイパーテキスト化と簡素化=宮城磯治)