5月30日の三宅島

陸上自衛隊立川駐屯地よりUH-60JA(43108)ヘリにて.
同乗者は東大大島さん,気象庁尾台さん,飯野さん.
立川駐屯地発9:30,三宅島着10:20,COSPEC観測開始10:45,三宅島発11:32,立川駐屯地着12:20.
風は強くはなく,視程は悪い.南下するにしたがって雲が多くなり,三宅島では山頂部に雲が途切れ途切れにかかっている状態.
高度を高めにとって北西から南にかけて飛行し,雲の切れ間からカルデラ内を観察した.実はここでトラブル.一眼レフデジカメの電池切れ,撮影不可に.急遽バックアップ用の小型デジカメに変更,撮影を継続.


噴煙量は少なめ.主火口の北側火口がよく見える.噴煙高度は最高1400m.青白色ミストは三池-サタドー岬方向に流れる.
カルデラ内は高度が高く,雲も多いため細かいところまでは観察できなかったが,極端に大きな変化はない.
カルデラ底の池の水位は低下して,北東池は面積で1/3程度,中央部の池は消滅寸前.黒池はやや水位低下しているがほぼ変わらず.
カルデラ壁にも大きな変化はないが,スオウ穴西上部はわずかながら崩壊が進んでいるようす.北カルデラ壁からは崩落に伴う土煙が定常的に上がっていた.

雲間から覗くカルデラ
サイズ:800×600
カルデラ底北半部
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カルデラ底西半部
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北カルデラ壁からの土煙
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主火口
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南東海上から
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