2002年2月27日の三宅島

警視庁 おおとり3号
 東京ヘリポート9:04-[三宅上空 9:55-10:40]COSPEC観測-(11:00-12:30新島給油・昼食)−[三宅上空12:45-13:10]火口観察-東京ヘリポート14:00
同乗者;大野(日大),平林(草津白根),大久保(地震研),気象庁(3名),伊藤 計6名
    平林・大久保・気象庁1の計3名は三中で乗降しデータ・ガスサンプル採取.
■ 噴煙の様子
 噴煙高度 海抜1800m程度(午前は東側,午後は南方)
 ガス南〜南南東方向
■ 陥没火口内の様子
 午後はほぼ無風状態で,火口内が極めて鮮明に見えた.
 陥没火口内の噴火口が観察出来た.中央奥から青白いガスを噴出. 
 南東部の崖錐には,ガリー浸食が発達.一方スオウ穴下の崖錐表面は新鮮.
■ 陥没火口縁
 これまで報告されていた亀裂の存在は確認できたが,特に新しい亀裂の形成は確認できなかった.

 
搭乗ヘリ(警視庁 おおとり3号)
午前10時COSPEC観測中の三宅島
坪田方向にガスが流れ落ちている
西方から見た陥没火口
陥没火口北壁 スオウ穴直下の崖錐表面にはガリはほとんど認められない
陥没火口南東壁 崖錐堆積物に多数のガリが発達.
噴火口 青白い火山ガスが中央奥から噴出
主火口から北西方向に配列する噴気
レストハウス周辺のインパクトクレータ
インパクトクレータを地上から見る.
雨水による二次堆積物にほとんど埋積されているが外形を確認することが出来る