三宅島ヘリ観測

2001年4月13日

1)ヘリ 
東京消防庁 つばめ
搭乗者:大島(東大),松島

2)スケジュール
東京ヘリポート 09:00
三宅観測 09:5010:20
東京ヘリポート 11:10
その後、気象庁で説明

3)天気

快晴、強い西風


4)観測内容

 ヘリは風上側を選んで、陥没火口の北~西~南を
3往復した。徐々に火口に近づき、3回目は火口縁の上を飛んでいた。ヘリの高度は800mから1200m。噴煙は比較的勢いよくもくもくと噴出しており火口縁より100mほど上昇するが、強い西風にあおられて東にたなびく。火口縁をでるとすぐに水滴が蒸発して透明になり、白煙の状態は海岸線の手前までである。青白いガスは、白煙の高度から地表まで漂い、横方向にも白煙よりは幅広く拡散していた。また海岸線よりもずっと遠方まで漂っていた。火口内はもやっており視界ははっきりしなかったが、噴煙は主火口の南側から出いるようで、以前は噴煙で見えなかった主火口内の北側を見ることができた。今回のヘリは、ドアを開けられず、窓が開かないため赤外の撮影は行っていない。南東側火口縁での亀裂を確認した。状況は変わっていないようだ。


北側から        南西側から       南側から


南西火口縁の亀裂    陥没火口内